PHPサイエンス・ワールド新書
数学が歩いてきた道

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  • サイズ 新書判/ページ数 198p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569773063
  • NDC分類 410.2
  • Cコード C0241

出版社内容情報

数学の2千年の歩みを、広い視野から眺める。
数学とはどういう学問か。古代ギリシアから現代まで、数学の2000年以上に及ぶ歩みを人間精神の足跡として広い視野から眺める。
数学者たちの心の声を聴け! 2000年有余の「数学の歴史」を眺望する。

▼数学が時間の問題と出会ったとき、数学から時間が消えたとき、数学が無限の「亡霊」と出会ったとき……数学と哲学は最も長い歴史をもつ学問という。数学とはいかなる精神の下で誕生したのか。数学者たちはいったい何を追い求めてきたのだろう。古代ギリシア人が円周率πや√2といった数の神秘に出会ったときの驚きと衝撃は、いかほどのものであったのか。またそれは、後世にいかに引き継がれたのか。

▼デカルト、オイラー、ニュートン、ライプニッツといった多彩な顔ぶれは、数学が直面する無限や時間の問題といかに格闘したのか。「数学の歴史」を、人間精神の歩みとして、その足跡を辿っていく。

内容説明

数学とはいかなる精神の下で誕生したのか。数学者たちはいったい何を追い求めてきたのか。古代ギリシア人が円周率πやルート2といった数の神秘に出会ったときの驚きと衝撃は、いかほどのものであったか。またそれは、後世にいかに引き継がれたのか。デカルト、オイラー、ニュートン、ライプニッツといった多彩な顔ぶれは、数学が直面する無限や時間の問題といかに格闘したのか。2000年有余の数学の歴史を、人間精神の歩みとして、その足跡を辿っていく。

目次

序章 聞いてみたいこと
第1章 深い森へ
第2章 近世に向けての旅立ち―文明の流れのなかで
第3章 ヨーロッパ数学の出発
第4章 数学の展開
第5章 関数概念の登場
第6章 解析学の展開

著者等紹介

志賀浩二[シガコウジ]
1930年新潟市生まれ。東京大学大学院数学系修士課程を修了。東京工業大学名誉教授。「数学の啓蒙」に目覚め、精力的に数学書を執筆している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

翔亀

41
【真理鉱山6数学篇5】この著者の数学史のなかでは最もコンパクトな入門編。古代ギリシャから近代数学(微積分)、そして現代数学の一歩手前(フーリエ展開)まで。イデアの中の抽象的な数学が、ニュートンにより現実の力学という時間と変化を取り入れて極限概念をテコに格段に発展し、20世紀にはいると抽象数学となり「数学は純粋に数学のなかだけで自らの道を切り拓くことになった」とする。それは「集合論」のようだが、あとは別の自著を読めとある。うーん欲求不満。■「数学という学問」(全3巻)の1で挫折したので読んでみたが、↓2021/03/07

マルレラ

15
古代ギリシャから始まり、現在の数学体系が完成するまでの約2000年の歴史について解説した本。 高校数学の知識では理解が及ばない部分もありましたが、数学に流量を組み込み、さらに複素数の概念を導入することで微分・積分が発達していったことを理解しました。偉大な数学者たちが古くから考えてきた理論を再構築していくことで数学という学問が完成していくのが伝わってきました。 物事の成り立ちの理解として「歴史」を学ぶ重要性を感じる本でした。2023/03/05

ちくわん

6
志賀浩二氏著。数学の歩みを古代ギリシャ、中世、デカルト、ニュートン、ライプニッツで辿る。発展期はオイラー、やはりこの方はすごい。大著『無限解析』を手にしてみたい。(決して、読めはしない!)【調べてみた】「オイラーの無限解析」、海鳴社、354ページ、1万円超、トップカスタマーレビューを拝見すると「凄い!」らしい。【本書に戻って】数学の近世の発展の前段階として3大発明(火薬、羅針盤、活版印刷)プラス時計を挙げているが、そこにケプラーとネピアが登場。この2人も侮れない。2018/08/18

ごま

5
読みやすく書かれているけど、専門外の人には難しいかも。でもいくつか取り上げられている級数展開を見れば数式の美しさが伝わるかな。大学時代に、容易に目につかないところであんなに規則正しい整数が並んでいるとは、とおののいた。神様は気づかれにくいところにも不思議なものを用意しているなぁ。いくつか数式に誤植があるのが気になった。微分の記号が抜けていたり、分母分子が逆だったりした。2013/09/21

pyonko

4
数学の歴史。後半の証明部分はなかなか頭に入らないのだが、幾何の始まりから微積分とそれ以降の話をその成り立ちを含めて興味深く読めた。2014/11/14

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