出版社内容情報
必要なことを、必要なだけ話すための方法論。
口数が少なくても口ベタとは限らない。必要なことを、必要なだけ話すことが大切。話力研究60年の著者が「聴かれる話」の具体例を紹介。
「話し上手」とか「口ベタ」というのは、話す量の問題ではない。長すぎては、世間でいう「ひと言多い」ということになりかねず、むしろ下手な話になる危険性をはらんでいる。大事なのは「必要なことを、必要なだけ、必要なときに、そして必要な方法で」話すことだ。
▼例えば、必要なこと=「目的に合った内容」「相手が興味のあること」「自信をもってはなせること」、必要なだけ=「欲ばらずに何かを断念する」「時間に見合う話材を選ぶ」、必要なとき=「人から求められたとき」「疑問を正さなければならないとき」、必要な方法=「切り出しを工夫する」「テーマをワン・フレーズでまとめる」などである。
▼途方もなく多くの人とかかわって生きることを余儀なくされた現代において、相手と正しく対応する能力は必須である。本書では半世紀以上にわたり、話力向上の研究活動に携わってきた著者が、スピーチも難なくこなす話し上手になるための方法を指南。
●まえがき
●第一章 必要なことを話そう
●第二章 必要なだけ話そう
●第三章 必要なときに話そう
●第四章 必要な方法で話そう
内容説明
「テーマをワン・フレーズでまとめる」「目的に合った内容を選ぶ」「切り出しを工夫して話す」…。半世紀以上にわたり、話力向上の研究活動に携わってきた著者が、スピーチも難なくこなす話し上手になるための方法を指南。
目次
第1章 必要なことを話そう(目的に合った内容を選ぼう;相手が興味のあることから話そう ほか)
第2章 必要なだけ話そう(欲ばらずに何かを断念しよう;「捨てろ」の教訓に学ぼう ほか)
第3章 必要なときに話そう(ものごとの適時を見きわめるとき;人から求められたとき ほか)
第4章 必要な方法で話そう(ひと言で言えば何かを考えて話そう;切り出しを工夫して話そう ほか)
著者等紹介
永崎一則[ナガサキカズノリ]
1926年鹿児島県生まれ。早稲田大学卒業。45年に話し方の研究を始め、東海大学講師として日本で初めて「対話論」(話力学)を講ずる。多くの大学や研修所の講師を兼任。文部科学省各種委員。官公庁、会社(2500社・団体)で、話力、話し合いなどの助言にあたる。人間の総合力としての話力理論を開発。72年に話力研究所を設立し、92年、話力総合研究所へ名称変更。現在同所所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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