出版社内容情報
航空史から見た戦後日本・翼のメモワール。
2010年は航空100年。わが国の飛行機の歴史を顧みつつ、戦後日本と翼の復興を綴る。空より大きな夢を描いた人々のドキュメント。
夢なきところに飛躍なし! 空より大きな夢を描いた人々の物語。東京オリンピック、ビートルズ来日、吉永小百合、黒澤明……。時代の先端にはいつも、飛行機が飛んでいた。戦後日本・復興の様子を飛行機、滑走路から見つめ、貴重な写真とともに振り返る。
▼○東京オリンピックの成功を空から支えた人々……天翔る五輪。
▼○キャビン・アテンダント姿の吉永小百合と邦画黄金時代の残照……そこは無垢で青い空だった。
▼○フライト中に見せた4人の知られざる表情……ビートルズが飛んでくる。
▼○時代の変化に空(むな)しく消えた日の丸コンコルドの夢……悲運の怪鳥。
▼○アメリカ文化を具現化したパンナム・ラストフライト……素晴らしき旅路の終点。
▼○日本エアシステムの興亡と黒澤明の機体デザイン……虹の彼方(かなた)に。2010年は、日本で初めて動力機飛行に成功してからちょうど100年目。翼の歴史をコンパクトにまとめた1冊。
●はじめに
●序章 羽田飛行場物語
●第1章 復興時代
●第2章 発展時代
●第3章 先進時代
●第4章 再編時代
●あとがき
●本書を彩る戦後史の人々
●ヴィンテージ飛行機長さ比較
●スタッフ
●協力
●資料
内容説明
わが国航空100年に捧げる、滑走路から見つめた戦後史。
目次
序章 羽田飛行場物語(航空大国・日本の復権をかけて)
第1章 復興時代(「スチュワーデス」の時代;世界デビューはキモノで;よみがえる国産の翼;天翔ける五輪)
第2章 発展時代(ジェットを連れた貴婦人;そこは無垢で青い空だった;ビートルズが飛んでくる;カモメと鶴)
第3章 先進時代(悲運の怪鳥たち;巨象まかり通る)
第4章 再編時代(飛躍の瞬間を支えて;素晴らしき旅路の終点;虹の彼方に)
著者等紹介
鈴木真二[スズキシンジ]
東京大学大学院工学系研究科航空宇宙工学専攻教授。1953年生まれ。1979年東京大学工学系研究科航空工学専攻修士課程修了。(株)豊田中央研究所を経て、東京大学で工学博士号を取得、1986年東京大学工学部助教授、1996年より現職。現在、飛行ロボットの開発、故障した航空機の自律飛行制御、人工脳神経網によるパイロットの操縦分析などを研究。NHK教育テレビ『サイエンスZERO』コメンテーター、紙ヒコーキ博物館名誉館長等も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。