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出版社内容情報
諜報活動の驚くべき現実を平易に紹介する!
インテリジェンス
[諜報活動]の面であまりにも遅れている日本。戦争にまつわるその歴史や、各国における誕生の姿を平易に紹介する!
本書は、情報機関を最初から考えてみたいという人のための導入として執筆されている。事前の知識がなくても理解でき、理論的なアプローチへの導入にもなるのが、歴史的アプローチ。まずは歴史から入るというのが本書での狙いである。
▼19世紀後半、列強各国に近代的なインテリジェンス機構が誕生した時代。インテリジェンスには、何よりも国民性が色濃く反映している。その誕生の瞬間において、インテリジェンスにおける国民性は、忘れ得ぬ輝きを見せるのである。
▼インテリジェンスを歴史的な産物と捉えるなら、この時代はまさしく各国の情報機関にとっての青春時代である。青春期ゆえの過ち、あるいは成功がその次の時代にも大きな影響を及ぼしている。この青春時代を追体験すること、これが本書の目的である。いち早く諜報活動体制を確立したフランス。実は意外なほど低調だったイギリス。決して情報収集が苦手ではなかった日本。源流から見た画期的な分析!
●まえがき
●1章 ドイツ ――シュティーバーの衝撃
●2章 フランス ――復讐のインテリジェンス
●3章 英国 ――誠心誠意のインテリジェンス
●4章 日本 ――愛国のインテリジェンス
●5章 明治の純情
●あとがき
●各章の注
内容説明
19世紀後半―列強各国に近代的なインテリジェンス機構が誕生した時代。いち早く諜報活動体制を確立したフランス。実は意外なほど低調だったイギリス。決して情報収集が苦手ではなかった日本。各国の情報機関にとっての「青春時代」とは。源流から見た画期的な分析。
目次
1章 ドイツ―シュティーバーの衝撃
2章 フランス―復讐のインテリジェンス(普仏戦争の敗北;ブーランジェ将軍;ドレフュス事件;暗号解読能力の向上;フランス情報活動の強さと弱さ)
3章 英国―誠心誠意のインテリジェンス(低調な英国情報活動;陸海軍の情報活動;警察による公安活動;インドでのインテリジェンス;委員会による国防;英国情報活動の特徴とは)
4章 日本―愛国のインテリジェンス(明治維新以降のインテリジェンス;前史;川上操六の時代;田村怡与造の時代;児玉源太郎と福島安正の時代;日露戦争中のインテリジェンス;日露戦争におけるインテリジェンスの問題点)
5章 明治の純情
著者等紹介
柏原竜一[カシハラリュウイチ]
昭和39年生まれ。京都大学文学部西洋史学科卒業。京都大学文学部フランス語学・文学科卒業。専門は、西側情報機関の歴史的研究。ジャーナリスト・情報史研究家。「情報史研究会」所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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