PHP新書<br> ホンネを引き出す質問力

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PHP新書
ホンネを引き出す質問力

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  • サイズ B40判/ページ数 238p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569772011
  • NDC分類 361.4
  • Cコード C0230

出版社内容情報

プロが教える、ホンネを引き出す技術の数々!

ホンネを引き出すことができなければ、組織は健全に機能しない。本人も気づいていないホンネをうまく引き出す技術を、プロが教える。

本当のホンネを見つけるのは難しい。

▼同じ質問をされても、質問する相手や問われる状況、時と場合によって感じ方が違い、答えが変わる。自分でも何がホンネかわからないほど。だから、他人にホンネを訊いても、なかなか本当のところがわからない。

▼けれども、互いのホンネがわからないことには、組織や集団はうまく機能しない。相互理解が進まず、課題の共有もできない。「訊けない上司」と「いえない部下」がチームづくりを阻害するのは、どの会社でもあることだ。

▼「言いたいことがあるなら言いなさい」と言われても、部下はホンネを言えないもの。言ったら上司に怒られる、ということさえある。酒の席でも、言いたいことを言うのは上司ばかり。それでは上司と部下の相互理解にはほど遠い。

▼本書では、ファシリテーションの第一人者が、互いの理解を深め、人と人との絆を強くするための、ホンネを引き出すテクニックを、具体的かつ実践的に解説する。

●はじめに 
●第1章 なぜホンネが出せないのか? 
●第2章 自己開示を促進する10の方法 
●第3章 ホンネが人と集団を成長させる 
●第4章 本当のホンネを引き出す質問力 
●第5章 ホンネがわかれば対立から抜けだせる 
●おわりに 
●参考文献

内容説明

本当のホンネを見つけるのは難しい。同じ質問をされても、質問する相手や問われる状況、時と場合によって感じ方が違い、答えが変わる。自分でも何がホンネかわからないほど。けれども、互いのホンネがわからないことには、組織や集団はうまく機能しない。相互理解が進まず、課題の共有もできない。「訊けない上司」と「いえない部下」がチームづくりを阻害するのは、どの会社でもあることだ。本書では、互いの理解を深め、人と人との絆を強くするための、ホンネを引き出すテクニックを、具体的かつ実践的に解説する。

目次

第1章 なぜホンネが出せないのか?(「出さない」のか「出せない」のか?;ホンネを引き出すアプローチ;上司と部下がわかりあえる手法;技術があればホンネは引き出せる)
第2章 自己開示を促進する10の方法(ホンネを引き出す技を覚えよう;ホンネを引き出すテクニック大全)
第3章 ホンネが人と集団を成長させる(協働と学習のサイクルをまわす;今ここで起こっていることを読む;本気のフィードバックが成長を促す)
第4章 本当のホンネを引き出す質問力(ホンネとは思えないホンネ;思いこみを打ち破る質問;意味を転換する質問;心の壁を突破する質問)
第5章 ホンネがわかれば対立から脱けだせる(言動の意味を正しく分かちあう;本当の課題を見つけだす;ランクを超えて対立に向きあう;憎しみを超えてホンネで話しあう)

著者等紹介

堀公俊[ホリキミトシ]
1960年神戸生まれ。堀公俊事務所代表、組織コンサルタント。日本ファシリテーション協会前会長。大阪大学大学院工学研究科修了。大手精密機器メーカーにて、経営企画やマーケティングに従事した後、1995年より組織開発、教育学習、まちづくり、市民活動など、多彩な分野でファシリテーション活動を展開。2003年に有志とともに「日本ファシリテーション協会」を設立し、初代会長に就任。現在は、講演や執筆活動を通じてファシリテーションの普及・啓蒙に尽力している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

akarick777

3
組織の中でお互いのホンネを出す手助け法が書かれている。時間をかけて探っていくやり方が主だったので、インタビューに役立つかなと思って手に取った私にはちょっと違ったけど、相手の意見の視野を広げて理解を深めるという意味で、役立つところもあった。人には必ず経験や物語がある。腹をわって話すことで分かり合えることが多い点にも共感できた。2019/06/12

たこ焼き

2
飲み会はまともに話せているのは最初の30分だけで、だいたいは上司のガス抜きの機会である。会話の中で扱いにくいテーマは性的なもの、今までの心を傷つけられた経験、未熟な側面、外見などである。ライフスタイル、趣味、価値観、関心ごとは話しやすいテーマである。ほんねを引き出すには、まず話しやすいテーマで話し、それを徐々に話しにくいテーマに持っていく(徐々にやれば、自分たちが本当は話しにくいはずのテーマであっても、気づかないうちに話をしてしまう)。核心をつく質問やテーマは、初めから言いやすいものではなく、ある程度場が2016/08/13

フラグ

2
★★★☆☆ ホンネで語ることは、お互いの信頼関係が深くなる。だからっていつでもホンネを言っていたら大変なことに。場を考えてホンネを言うことで、ホンネの価値がある。そのための質問というより、話せる環境をつくりだすことが大事と。自己開示をして、話しやすいハードルをつくったり、ランクが高い人を入れないで話したり、紙でお互いの意見を上の人に伝えたりなどがある。周りを見ながら、相手に配慮しながら意見を言うということだ。つまり、空気を読みつつ自分の空気を伝える。2013/06/28

asajee

2
How toものかと思いきや、大違い。人の、言葉でのコミュニケーションの奥深さが分かりました。また、本音を語らずに言葉でのコミュニケーションが希薄になっていっている、日本の現状は、今後どんどん進み続けるグローバリズムの流れに逆行していて、日本人が国際社会から取り残される原因に、将来なるのでは、とも思いました。2010/06/02

Ryo O

1
ホンネを引き出す意義の考察と、そのためのハウツー。 意義は、相手のホンネ=自己開示を促し、適切にフィードバックすることで、関係の深化、円滑な協働の実現ができる、との整理。また、ハウツーは、ファシリテーションスキルをベースに、物理的な条件の整備から、場の力の調整、自分のマインドセット、質問の詳細まで、幅広い。 関係がうまくいきづらい人物を思い出しながら読んだが、歪な関係性(ランクの力、共感でなく同情、開示とフィードバックのアンバランスなど)が理由と気付かされ、大いに啓発された。2019/01/14

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