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イスラム銀行とイスラム金融

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  • サイズ B6判/ページ数 167p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569771205
  • NDC分類 338.226
  • Cコード C0033

出版社内容情報

注目度が高まるイスラム金融の基本がわかる。

投機への制限があるイスラム金融は、世界的な金融危機にも傷は軽微だという。シャリーア(イスラム法)に基づく仕組みと現状を解説。

世界的な金融危機が一服した今、投機やレバレッジの多用を戒めるイスラム金融が注目されている。欧米金融機関の極端な利潤追求型ではない、イスラム金融の社会的責任や道徳的責任など倫理が重視されているのだ。

▼しかし、金利の発生を避けたり、賭博やポルノ、麻薬、武器など人を傷つける事業に対する融資を禁じたりと、戒律による規制があり、一般の理解を妨げていた。また、シャリーア(イスラム法)の解釈の多様性も馴染めない理由の一つかもしれない。

▼だが、ようやく中東だけでなくアジアを中心にイスラム金融へのニーズが高まってきた。本書は、バハレーン中央銀行による『Islamic Banking&Finance in the Kingdom of Bahrain』を訳したものだが、イスラム金融の仕組みや考え方、言葉の意味を簡潔に理解できるようにまとめられている。金融マンをはじめ、実務家、研究者必読の書である。

●発刊に寄せて ――行天豊雄 
●日本の皆様へ 
●はじめに 
●第1章 イスラム銀行業務と金融の紹介 
●第2章 イスラム銀行業務と一般銀行業務 
●第3章 バハレーンにおけるイスラム銀行業務と金融サービス 
●第4章 バハレーンにおけるイスラム銀行の規制 
●第5章 イスラム銀行業務とイスラム金融市場におけるCBBによる最近の革新 
●第6章 バハレーンにおけるイスラム銀行を支える組織 :会計・格付け・情報提供及び訓練機関 
●謝意 
●用語集 
●訳者あとがき

内容説明

シャリーア(イスラム法)に基づく仕組みと現状を解説、イスラム金融の仕組みや考え方、言葉の意味を簡潔に理解できるようにまとめる。

目次

第1章 イスラム銀行業務と金融の紹介
第2章 イスラム銀行業務と一般銀行業務
第3章 バハレーンにおけるイスラム銀行業務と金融サービス
第4章 バハレーンにおけるイスラム銀行の規制
第5章 イスラム銀行業務とイスラム金融市場におけるCBBによる最近の革新
第6章 バハレーンにおけるイスラム銀行を支える組織:会計・格付け・情報提供及び訓練機関

著者等紹介

今平和雄[イマヒラカズオ]
バハレーン経済開発委員会駐日代表。昭和23年3月生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。昭和46年東京銀行に入行。カイロ留学、バハレーン、ロンドン、ホーチミン等の海外勤務を経て、日本電産(株)海外事業部長から平成14年より現職。平成19年財務省イスラム金融研究会委員

渡辺喜宏[ワタナベヨシヒロ]
財団法人国際通貨研究所専務理事。昭和22年7月生まれ。東京大学法学部卒。昭和45年東京銀行に入行。香港、ロンドン、台北等の海外勤務を経て、東京三菱銀行専務取締役グローバル企業部門長、三菱UFJフィナンシャル・グループ専務取締役を経て、平成20年7月より三菱東京UFJ銀行顧問及び現職。平成19年8月APECビジネス諮問委員会金融経済作業部会長。平成20年4月より日本商工会議所日印経済委員会常設委員長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ドウ

2
一応イスラームが専門ならイスラーム金融も知っとこうと思い手に取ったイスラーム金融の入門書。あまりにも金融の知識がない分若干難しさを感じたが、薄いし、イスラームの基礎知識はあるので何となく読み進められる(けどやっぱりもう少し精読しても良かったかな)。恐らく訳者は金融の専門家ではあってもイスラームを知らないようなのでもうちょっと頑張って訳して欲しい。注の付け方も一貫性がない。2015/06/09

うえ

0
「イスラム銀行は預金者に利子を払う形で資金を集めることができない。…顧客との間でムダーラバ契約を結び顧客の資金運用を委託される形で資金を集める。この場合,資金の運用益は顧客と分配するが,運用上損失が発生した場合も,顧客が負担する」「ムダーラバとは…投資家からの預り金を利益の見込みある事業に投資し…あらかじめ合意した比率で利益を分配する契約…ただし,出資側は事業経営には一切関与しない」「事業家は資金面での責任を持たないが,事業経営に責任を持つ」他に商品引渡しや不動産業に似たムラーバハがある。全体の75%に2014/06/25

るぅく

0
宗教との密接な関わりから「利子(リバー)」をはじめとする様々な禁忌が存在するイスラム世界において、金融という一見相容れない制度がどのように発展してきたかを解説してある。イスラム法の大まかな説明から入り、いかなる条件が金融商品に課せられるか、どのような金融商品が開発されてきたか、これからイスラム金融市場を国際金融市場に向けいかなる形で整備していくのか……等を手軽に知ることができる一冊。2012/12/12

mina

0
イスラーム金融の特色の1つである、「非利子」の上にどう金融制度が成り立つのか、を説明する。シャーリアに基づく規範文化が育んだ、世俗主義とは異なる価値観がイスラーム型金融を可能にしていると本著は述べる。一般銀行とイスラーム銀行の違いは何か、それを明らかにしながら進んでいく。今日では多様なイスラーム型金融商品の開発がシャーリアに反しない範囲で積極的に行われているようで、今後の発展を期待したい。2011/09/17

Great Eagle

0
初めて読んだイスラム金融の本です。文化背景が金融資本主義とは別のシステムを育んだと考えれるのかっも知れないと興味を持つことが出来ました。2011/03/04

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