出版社内容情報
モナリザは笑っていない! 名画の謎に迫る。
ダ・ヴィンチの名画『モナリザの微笑』は合成画で、実は笑っていない。ギリシア彫刻からピカソ、法隆寺・救世観音まで、微笑の謎に迫る。
モナリザは微笑んでいなかった! 美術界最大のミステリーに挑む。あのピカソがモナリザを盗んだ?!
▼レオナルド・ダ・ヴィンチの名画「モナリザ」の謎めいた微笑みは何を表しているのか? このミステリーは、美術愛好家のみならず多くの人々を魅了してきた。
▼著者は、その顔を美術解剖した結果、モナリザの顔は合成画で、少しも微笑んでいないことを発見。なぜこうした絵が描かれたのかをダ・ヴィンチの絵画の足跡を辿るうちに、もうひとりの天才ピカソとの意外な接点を見出した。ピカソも、この秘密に気づき、それがかの美術史上の革命、キュビスムにつながったのではないか、と……。
▼著者の分析は、セザンヌやレンブラント、ウォーホル、さらに古今東西の彫刻や仏像もふくむさまざまな「微笑み」の系譜へと及んでいく。本文、カラーページ多数。
●プロローグ ルーブル美術館の『モナリザ』
●I章 モナリザは微笑んでいなかった
●II章 ピカソが盗んだ「モナリザ」
●第III章 世界は、私たちが知っている以上に、つながっている
●エピローグ 「モナリザ」をもう一度
●主な参考文献
内容説明
レオナルド・ダ・ヴィンチの名画「モナリザ」の謎めいた微笑みは何を表しているのか?このミステリーは、美術愛好家のみならず多くの人びとを魅了してきた。著者は、その顔を美術解剖した結果、モナリザの顔は合成画で、少しも微笑んでいないことを発見。なぜこうした絵が描かれたのかを辿るうち、もうひとりの天才ピカソとの意外な接点を見出した。ピカソも、この秘密に気づき、それがかの美術史上の革命、キュビスムにつながったのではないか、と…。分析は、古今東西の微笑の系譜へと及んでいく。
目次
プロローグ ルーブル美術館の『モナリザ』
1章 モナリザは微笑んでいなかった(モナリザの顔を解剖する;ダ・ヴィンチ絵画の微笑み;モナリザh微笑んでいなかった)
2章 ピカソが盗んだ「モナリザ」(『モナリザ』盗難!―ピカソ、パリの警察で取り調べを受ける;ピカソの絵画;三つの「モナリザ」;セザンヌが描く人物はなぜ微笑んでいないのか;「モナリザ」=ピカソ+セザンヌ+レンブラント)
3章 世界は、私たちが知っている以上に、つながっている(ランス大聖堂「微笑みの天使」(フランス)
アンディ・ウォーホル「マリリン」(アメリカ)
アテネ国立考古学博物館「クーロス」
法隆寺「百済観音像」)
エピローグ 「モナリザ」をもう一度
著者等紹介
布施英利[フセヒデト]
1960年生まれ。芸術学者。1984年東京藝術大学美術学部芸術学科卒業。1989年同大学院研究科博士課程(美術解剖学専攻)修了。学術博士。東京大学医学部助手(解剖学)を経て、現在は東京藝術大学准教授。専門は美術解剖学。大学院生のときに、『脳の中の美術館』(筑摩書房)でデビュー。美術解剖学の視点から、レオナルド・ダ・ヴィンチなど、古今東西の美術の幅広い研究をおこなう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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