PHP新書<br> 「説明責任」とは何か―メディア戦略の視点から考える

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PHP新書
「説明責任」とは何か―メディア戦略の視点から考える

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  • サイズ B40判/ページ数 214p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569771083
  • NDC分類 316.1
  • Cコード C0230

出版社内容情報

昨今話題の「説明責任」の果たし方を解説する。

昨今何かと話題の「説明責任」の果たし方を、PRの第一人者がわかりやすく解説する。リスク管理にポイントを絞った待望の書き下ろし。

いまや日本中で連日連夜、謝罪が繰り広げられている。「説明責任を果たしていない」と詰め寄られる企業不祥事の記者会見。「説明責任は果たせたと思う」と大臣をかばう総理のコメント。だが国民はけっして納得していない。いまなぜ、どのように《説明責任》を果たすことが求められているのか? パブリック・リレーションズ(PR)の第一人者が、「倫理」「双方向」「自己修正」の三つの原則から、日本における《説明責任》の実態を解説し、問題点を指摘する。情報開示に不可欠なリスク管理にポイントをおいた待望の書き下ろし。

▼◎第1章・日本を徘徊する「説明責任」という妖怪、◎第2章・「説明責任」の原義と歴史的流れ、◎第3章・日本人の民族性が「説明責任」を複雑にしている、◎第4章・日本における「説明責任」の実態、◎第5章・危機管理と「説明責任」、◎第6章・PRの中の「説明責任」、◎第7章・日本におけるPRの流れ、◎第8章・PRはいま

●まえがき 
●第1章 日本を徘徊する「説明責任」という妖怪 
●第2章 「説明責任」の原義と歴史的流れ 
●第3章 日本人の民族性が「説明責任」を複雑にしている 
●第4章 日本における「説明責任」の実態 
●第5章 危機管理と「説明責任」 
●第6章 パブリック・リレーションズの中の「説明責任」 
●第7章 日本におけるパブリック・リレーションズの流れ 
●第8章 パブリック・リレーションズはいま 
●あとがき 
●参考文献

内容説明

いまや日本中で連日連夜、謝罪が繰り広げられている。「説明責任を果たしていない」と詰め寄られる企業不祥事の記者会見。「説明責任は果たせたと思う」と大臣をかばう総理のコメント。だが国民はけっして納得していない。いまなぜ、どのように「説明責任」を果たすことが求められているのか?パブリック・リレーションズ(PR)の第一人者が、「倫理」「双方向」「自己修正」の三つの原則から、日本における「説明責任」の実態を解説し、問題点を指摘する。情報開示に不可欠なリスク管理にポイントをおいた待望の書き下ろし。

目次

第1章 日本を徘徊する「説明責任」という妖怪
第2章 「説明責任」の原義と歴史的流れ
第3章 日本人の民族性が「説明責任」を複雑にしている
第4章 日本における「説明責任」の実態
第5章 危機管理と「説明責任」
第6章 パブリック・リレーションズの中の「説明責任」
第7章 日本におけるパブリック・リレーションズの流れ
第8章 パブリック・リレーションズはいま

著者等紹介

井之上喬[イノウエタカシ]
1944年生まれ。早稲田大学第一商学部卒業。早稲田大学大学院公共経営研究科博士後期課程修了。博士(公共経営)早稲田大学。日本楽器製造株式会社(現ヤマハ)を経て、1970年(株)井之上パブリックリレーションズを設立。インテルやアツプルのPRコンサルタントなど広範なコンサルテーション業務を手がける。2004年日本パブリックリレーションズ研究所を設立。日本パブリックリレーションズ協会会員。米国PR協会(PRSA)会員。国際PR協会(IPRA)フェロー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

bug

1
シンゴーっ!2011/05/25

take

0
2000年代半ばに、喧しく取り上げられた「説明責任」。なぜ、この言葉が取り上げられた背景を、筆者なりに分析し、そして専門である「広報」の議論へとつなげていく。後半の広報の概要については、筆者の専門であり手際よくまとまっている印象。前半の文脈解説は、印象論の域。2017/01/07

森田裕之

0
企業不祥事の度に叫ばれる「説明責任」は本来会計学の用語で「他人の財産の受託者が、それをいかに管理し正しく処理したかを、いつも証拠を示して説明できるようにしておく義務」の意味で、「説明責任を果たす」とは、その事柄について理解しようとする者に対し十分な情報を提供し、理解してもらうこと。自己修正がなかなか認められない日本では責任をとる=辞任となりがちだが、「責任ある責任の取り方」とは辞任の前に直面する問題を処理することであり、説明責任とは説明するだけでなく説明したことへの責任も求められるという点に共感した。2015/03/31

nobot

0
うーん,イマイチ.もっと,昨今「魔女狩り」の如く行われている,説明責任の原因,背景について知りたかった.2014/08/17

Yuki Tanaka

0
説明責任とは、会計でいうところのAccountableに語源があって、予算執行権を持つものが、予算をどのように使用したのかを説明する責任が元々だという。Tax Payer である国民に対して、政治家が税金の用途を説明する責任があるのと同じだ。これは、信頼のもとに預託された「権限」の行使について、どのように行使したかを説明する責任という概念に容易に拡張できる。たとえばセキュリティで言えば、経営者に委託された受容リスクの決定権に対する行使の説明。聞き手に取って分かりやすくなければ説明責任とは言えない、と筆者。2013/03/27

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