ＰＨＰ文庫 ムダなことなどひとつもない

酒井 雄哉【著】

ＰＨＰ研究所（2019/04発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 237p／高さ 16cm
• 商品コード 9784569768847
• NDC分類 188.44
• Cコード C0115

出版社内容情報

一日を一生だと思って生きれば、何があっても心は崩れない――千日回峯行を二度満行した稀世の行者が、歩いてつかんだ「人生の知恵」。

内容説明

うまくいかないとき、むなしいとき、生きる希望がわいてくる。二度の千日回峯行を満行。稀代の行者が語る「人生の知恵」。

目次

第１章　人生の「本線」があると、生きるのがラクになる（人生に、ムダなことはひとつもない；あれこれ考える前に、とにかくやってみる　ほか）
第２章　人も物事もつながっている（ただ歩いているだけで、多くの出会いが生まれる；すべてはつながっている　ほか）
第３章　行動することで、新しい世界が拓ける（ただ一生懸命続けていれば、己の限界を超えられる；お日さまと仏さまが、いつでも見守ってくれている　ほか）
第４章　回峯行のルーツを歩いて気づかされたこと（慈覚大師が目にした光景；世の中には、不思議なことが起こる　ほか）
第５章　ゆっくり歩けば、幸せになれる生き方が見つかる（真心があれば、気持ちは必ず伝わる；「もうダメだ…」と思ったら、落ちるところまで落ちてみる　ほか）

著者等紹介

酒井雄哉［サカイユウサイ］
天台宗の僧侶。１９２６年、大阪府生まれ。太平洋戦争時、予科練へ志願し特攻隊基地・鹿屋で終戦。戦後、職を転々とするがうまくいかず、比叡山へ上がり、４０歳で得度。約７年かけて４万キロを歩く荒行「千日回峯行」を１９８０年、８７年の２度満行した。天台宗北嶺大行満大阿闍梨、大僧正、比叡山飯室谷不動堂長寿院住職を務めた。２０１３年９月２３日、８７歳で逝去（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

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[西]

タイトルにもなっているけど、人生にムダなことなど一つもないということ、今まで生きて経験したどんなつまらないと思えることでも、それを生かすも殺すも本人次第だなと。 生きていく上での真理というか、コツはシンプルなもので、その日その日を大事にしていくこと、周囲に感謝することなど、聞けば当たり前とも言えるものが多い。だからこそ、語る人のバックボーンが重要なのかなとも思う。千日回峯行をした方の言葉だからこそ心に響くのだろう。

2019/05/05

[ＪＵＮ]

著者は40歳で得度。約7年かけて4万キロを歩く荒行「千日回峰行」を2度行う。清々しい気持ちになった。

2024/03/05

[kousei]

天台宗僧侶、千日回峯行を2回も満行された著者のエッセイ、おそらく口述されたであろう平易な文章で読みやすい。エリートではなく他の職業も経験されており、40歳で得度された際に特段の能力がなかったから行を選んだという点が興味深い。内容はやや薄く凡人の自分が生き方のヒントをもらうまでは至らず。

2020/01/24

[おい]

独特の語り口が内容とマッチして心地いい。正直な真っ直ぐな生き方を続ける素晴らしさが感じられる。 ★★★★

2022/12/16

[彩美心]

最後に書かれていた、呼吸が整うと心が整うという話に惹かれました。私に今必要なことは呼吸を整える事ではないかと思います。

2020/10/26