出版社内容情報
大日本帝国がおかした失敗を、戦後の日本も繰り返している!? 権力者の失敗から「時代の転換点」を乗り越えるための教訓を歴史に学ぶ。
瀧澤 中[タキザワ アタル]
著・文・その他
内容説明
明治維新から約80年で消滅した「大日本帝国」。日露戦争の勝利など過去の栄光から一転して、大東亜戦争の敗戦へと続く“滅亡の道程”には何があったのか?本書は、気鋭の政治学者が「西郷隆盛に見る玉砕の伝統」「自壊する政党政治」「親日国を切り捨てる裏切り外交」など、大日本帝国が犯した“失敗の教訓”を導き出す。同じ過ちを繰り返し続ける、現代日本に警鐘を鳴らす一冊。
目次
第1章 「玉砕の伝統」―誤れる西郷精神(西郷の生き様を真に活かすには;理解しがたい失策 ほか)
第2章 統帥権干犯と憲法改正反対―文書に支配される政治(伝記や回想録の危うい一面;鳩山の回想録に書かれていない事実 ほか)
第3章 政党はいかにして自壊していくのか―汚職と二枚舌(政友会を愛した男;大東亜戦争は、本当に軍部だけの責任なのか ほか)
第4章 汪兆銘と台湾断交―信義を裏切る「現実」外交(他人のために生きる;汪兆銘の家族であることを隠す ほか)
第5章 日露戦争に見る大東亜戦争の敗因―成功から「失敗の種」を見つける難しさ(大日本帝国は生糸と綿で支えられた国家;児玉源太郎が敷設した海底ケーブル ほか)
著者等紹介
瀧澤中[タキザワアタル]
1965年、東京都生まれ。作家・政治史研究家。駒澤大学法学部上條末夫研究室卒。2010~2013年、日本経団連・21世紀政策研究所「日本政治タスクフォース」委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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