出版社内容情報
多くの日本人が、江戸時代を「理想的な社会」と賛美するが本当か?――約260年の長きにわたる“徳川の世”の実績に最終評価を下す!
八幡 和郎[ヤワタ カズオ]
著・文・その他
内容説明
天下泰平の世が長く続き、環境にもエコロジー、人情味にあふれる江戸時代を「理想の社会」と憧れる日本人は多いが、本当だろうか?本書は、「特権階級的に恵まれた江戸市民の暮らし」「鎖国はオランダに騙されただけ」「全国はげ山だらけの自然破壊」など、徳川300年の治世の“不都合すぎる真実”を明らかにする。時代劇や小説で知る江戸時代のイメージが決定的に覆される一冊。
目次
プロローグ 「江戸時代礼賛論」を全面的に否定する理由
第1章 豊臣の天下はなぜ短命だったのか?―「織田株式会社」のサラリーマン社長であるがゆえの限界
第2章 関ヶ原で西軍が負けた失敗の本質―辛抱強く相手の失敗を待ったことが、家康成功の鍵
第3章 世界史から鎖国の原因と功罪を解き明かす―オランダに騙されて、貿易を独占されただけ
第4章 徳川家康の祖法を守って「じり貧300年」―同じことだけすれば「カエルの楽園」だ
第5章 「日本は300の国からなっていた」という伝説―江戸時代には藩も天領もなかった
第6章 武士道とは縁遠い、江戸時代の普通の武士たち―士族は明治になってできた制度で、足軽は武士ではない
第7章 江戸時代と現代の北朝鮮はこんなに似ている―日本は世界の文明の進歩から取り残され、一流国から三流国へ
第8章 西郷どんの視点から見た幕末維新―吉田松陰・坂本龍馬・西郷隆盛は「偶然の勝者」ではない
著者等紹介
八幡和郎[ヤワタカズオ]
1951年、滋賀県大津市生まれ。東京大学法学部を卒業後、通商産業省(現・経済産業省)に入省。フランスの国立行政学院(ENA)留学。大臣官房情報管理課長、国土庁長官官房参事官などを歴任後、徳島文理大学教授、国士舘大学大学院客員教授をつとめるほか、作家、政治評論家としてテレビなどでも活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
大先生
鬼山とんぼ
お人形
Satoshi Kitazawa
入江・ろばーと