PHP文庫<br> 死を語る

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PHP文庫
死を語る

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  • サイズ 文庫判/ページ数 253p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569767406
  • NDC分類 490.15
  • Cコード C0195

出版社内容情報

社会的に殺されかけた佐藤優と、原因不明の病で死の淵をさまよった中村うさぎ。異色の2人にしか語ることができない「生と死」とは?

内容説明

原因不明の病で心肺停止に陥った中村うさぎと、「鈴木宗男事件」で社会的に殺されかけた佐藤優。日本、宗教、社会、男と女…。異色の2人が様々な視点で「生と死」について語る。

目次

第1章 死の淵から(「天国の門」が現れない!;モスクワで死を意識した日 ほか)
第2章 死の意味(社会的な死が若者たちを追い詰める;犯罪者のねじれた心理 ほか)
第3章 死と生(死を恐れないオランダ人;日本人の死生観とキリスト教的死生観 ほか)
第4章 死を想う(いとこの自殺;一つの価値観だけでは人生をリカバーできない ほか)
第5章 死とともに(沖縄では、魂は六つある;個人の人格や感情は、宇宙に回帰する ほか)

著者等紹介

佐藤優[サトウマサル]
1960年、東京都生まれ。同志社大学大学院神学研究科修士課程修了。元外務省主任分析官。2002年、背任と偽計業務妨害容疑で逮捕。05年、執行猶予付き有罪判決を受ける。09年、最高裁で有罪が確定、外務省を失職。05年、『国家の罠』(新潮文庫)で毎日出版文化賞特別賞受賞。06年『自壊する帝国』(新潮文庫)で新潮ドキュメント賞、大宅壮一ノンフィクション賞受賞

中村うさぎ[ナカムラウサギ]
1958年、福岡県生まれ。同志社大学卒業。OLやコピーライターなどを経て作家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ehirano1

117
このお二人の対談は読んでいて楽しいと同時にホントに興味深いです。うさぎさんがあとがきで「本当になりたかったのは、“何者でもない存在”だったんだ」の件は哲学関連の書籍でどなたかが同じことを言われていたのを思い出しました。中島義道さんor池田晶子さんだったかな?2017/09/16

緋莢

28
図書館本。当初のテーマは「男と女」だったそうですが、始まってすぐに中村うさぎが病に倒れて入院、三度死にかけた事から「死」がテーマになったそうです。キリスト教などの宗教を絡めたものから、酒井法子やVシネマの話など硬いものから、柔らかい話題まで語っています。佐藤優が紹介していた週刊誌に載っていたという酒井法子のパチンコの営業に行った際の「パチンコにはまっている人は大丈夫なのかな?なんで、この人たち、昼間からこんなところにいるの?」に 中村うさぎが「シャブ中に言われたくないわ!!」と返したのに笑いました。2018/02/01

ちさと

18
臨死体験をした中村うさぎさんと、社会的に殺されかけた(これもある意味で臨書体験かな?)佐藤優さんの対談本。 実父が亡くなった時に、友人が手渡してくれた一冊です。 人間の致死率は100%。死について、生きるとはどういうことか。 宗教やちょっと前の事件、憲法や文豪の死など話がぽんぽん飛ぶのが少し残念ですが、当時の心境で「死」について読むには、ちょうど良い本でした。2018/06/19

Salsaru

15
中村うさぎには整形と買物のイメージがなかったが、見方が変わった。やはり文筆家なので物知り。自殺の捉え方に納得。2017/09/20

11
命に限りがあるからこそ、その使い道を必死に考えようとする。そう思えば、死を「ギフト」と捉える中村さんのあとがきは納得できた。▼修羅場を潜り抜けてきた人の強さ、もう目力が違うんだろうな…2018/03/24

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