PHP文庫<br> 「江戸大名」失敗の研究―政治力の差が明暗を分けた

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PHP文庫
「江戸大名」失敗の研究―政治力の差が明暗を分けた

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  • サイズ 文庫判/ページ数 342p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569767307
  • NDC分類 210.5
  • Cコード C0121

出版社内容情報

天下泰平といわれる時代でも、幕府と大名の権力闘争は熾烈だった。江戸時代を近現代史と絡めるという独自の視点で、失敗の本質を学ぶ!

内容説明

泰平の世が260年以上続いた江戸時代でも、その裏では幕府や大名の熾烈な権力闘争が繰り広げられていた。本書は、気鋭の政治学者が「福島正則と蒋介石」「田沼意次と田中角栄」「赤穂事件と二・二六事件」「上杉鷹山と濱口雄幸」など、江戸時代と近現代史の類例を比較する独自の視点で“失敗の教訓”を導き出す。彼らが大局を見失い、誤った道へ突き進んだ理由とは何だったのか。

目次

第1章 残党の末路―福島正則と蒋介石(好色政治家の奇妙な律義さ;蒋介石の女性観 ほか)
第2章 手段が目的に変化した悲劇―最高権力者・田沼意次と田中角栄(ズラリと並ぶ陳情客;大座敷二間が岩石菖に占拠された ほか)
第3章 「正義」が現実に勝つという失敗―「赤穂事件」と「二・二六事件」(七十九歳の老人に四七発の弾痕;吉良邸討死忠臣三八名 ほか)
第4章 名君の宿命―上杉鷹山と濱口雄幸(上流を目指す小舟;狐狸が棲む城 ほか)
終章に代えて 幕府崩壊―改革の失敗と戦いの放棄(絶体絶命の宇都宮藩を救ったもの;転封が実施されなかった理由 ほか)

著者等紹介

瀧澤中[タキザワアタル]
1965年、東京都生まれ。作家・政治史研究家。駒澤大学法学部上條末夫研究室卒。2010~2013年、日本経団連・21世紀政策研究所「日本政治タスクフォース」委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

岡本

114
「失敗の研究」の4作目。著者は歴史学者では無いので、類似の書籍と比べて視点が異なるのが面白い。違う時代の個人や団体を比べるので無理が生じる部分も多いが、こういう比較も面白いのではないか。戦国から江戸まで4作続いたので、もう次は無いかと思いきや「大日本帝国」が続巻として発売されていたという。2018/10/07

金吾

16
江戸時代と昭和をそれぞれ対比した4つの話は視点として面白かったです。全て賛成というわけではありませんが、楽しめました。「赤穂事件と226事件」は良かったです。2021/10/19

へいがぁ

4
観点は面白いと思いました。ただ、もう少し深く論考してもらいたかったです。2017/09/24

purupuru555

2
取り上げられている事実については、浅学の身には興味深いものが多かった。とはいえ、評価については、非常に息苦しいものを感じた。理想主義というより極論といた方がいい個所も。2018/07/14

shun

1
★★★☆☆+2021/03/07

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