出版社内容情報
天下泰平といわれる時代でも、幕府と大名の権力闘争は熾烈だった。江戸時代を近現代史と絡めるという独自の視点で、失敗の本質を学ぶ!
内容説明
泰平の世が260年以上続いた江戸時代でも、その裏では幕府や大名の熾烈な権力闘争が繰り広げられていた。本書は、気鋭の政治学者が「福島正則と蒋介石」「田沼意次と田中角栄」「赤穂事件と二・二六事件」「上杉鷹山と濱口雄幸」など、江戸時代と近現代史の類例を比較する独自の視点で“失敗の教訓”を導き出す。彼らが大局を見失い、誤った道へ突き進んだ理由とは何だったのか。
目次
第1章 残党の末路―福島正則と蒋介石(好色政治家の奇妙な律義さ;蒋介石の女性観 ほか)
第2章 手段が目的に変化した悲劇―最高権力者・田沼意次と田中角栄(ズラリと並ぶ陳情客;大座敷二間が岩石菖に占拠された ほか)
第3章 「正義」が現実に勝つという失敗―「赤穂事件」と「二・二六事件」(七十九歳の老人に四七発の弾痕;吉良邸討死忠臣三八名 ほか)
第4章 名君の宿命―上杉鷹山と濱口雄幸(上流を目指す小舟;狐狸が棲む城 ほか)
終章に代えて 幕府崩壊―改革の失敗と戦いの放棄(絶体絶命の宇都宮藩を救ったもの;転封が実施されなかった理由 ほか)
著者等紹介
瀧澤中[タキザワアタル]
1965年、東京都生まれ。作家・政治史研究家。駒澤大学法学部上條末夫研究室卒。2010~2013年、日本経団連・21世紀政策研究所「日本政治タスクフォース」委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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