出版社内容情報
愛し合って結婚したはずなのに、いつのまにか不満ばかり――危機を乗り越え、幸せでおだやかな家庭をつくるヒントを心理学者がアドバイス。
加藤諦三[カトウタイゾウ]
早稲田大学名誉教授
内容説明
愛し合い、幸せな日々を共に過ごしたのに、いつの間にか一緒にいると不満を抱き、疲れてしまうのはなぜなのか―本書は、そんな夫婦生活を見直すための一冊。できれば離婚はしたくない。しかし、問題を放置したまま、空虚に同居するだけならば、いっそ夫婦関係そのものを見直すことも必要だ。パートナーにストレスを感じてしまう人、必読。
目次
第1章 一日一回夫婦ゲンカで医者知らず
第2章 なぜ一緒にいても心が通じあわないのか
第3章 失敗する夫婦の型
第4章 真面目すぎる夫と幼稚な夫
第5章 苦労症型夫婦
第6章 夫婦関係がうまくいくコツ
著者等紹介
加藤諦三[カトウタイゾウ]
1938年、東京生まれ。東京大学教養学部教養学科を経て、同大学院社会学研究科修士課程を修了。1973年以来、度々、ハーヴァード大学准研究員を務める。現在、早稲田大学名誉教授、ハーヴァード大学ライシャウアー研究所准研究員、日本精神衛生学会顧問。さらに、ニッポン放送系ラジオ番組「テレフォン人生相談」のパーソナリティーを半世紀近くつとめている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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タルシル📖ヨムノスキー
10
夫婦関係って、難しいなぁと、つくづく思う今日この頃。第6章に書かれている“夫婦関係が上手くいくコツ”は、当たり前といえば当たり前のことが書かれているのだが、これがけっこう難しい。この本で1番心に残ったのが、“おわりに”に書いてあったこの言葉。「本当の孤独は一人で暮らしていることではない、一人で生きていることではない。本当の孤独は、自分の感情をあなたにぶつけないで、あなたを一人ぼっちに感じさせる夫と一緒に生きていることだ」「本当の孤独は、家という場所を共有しているだけということだ」(p185)。だよね。2018/07/29
MILKy
9
【売】ザ、心理学な本。最近、夫婦というものに興味というか他人同士であることに改めて気づき思うところがあり。思っていたのと少し異なり、好みではないかな。書いてある日本語がしっくり来ないというか。(ハーバードで特に頭のキレる学者だからか)こうすればうまくいくのだ、的なことも述べてあるけれど、こうだからああだからいけない、が多くて、読んでて疲れてくる。相手を理解するとは、受け入れるとは、自分との違いを受け入れること、は正にそうなんだろうけど、コレ読んでるとやっぱり結婚向かないよな、してる人って大尊敬!と思った。2021/04/25
mokosan
1
夫婦、ということでピックアップされてるけど、いろんな人との関係に当てはまる部分があると思うなあ…。心が触れ合ったと感じないとき、目の前の人の反応に混乱するのかも知らんなあ。2019/03/25
sakikun111
1
ときどき難しかったけどなんとか読破!2018/02/03
Hideki Maeda
0
恋愛は難しい。結婚はもっと難しい。上辺だけの好きではない。 表面的なものでもない。 ここで言われているのは、心の深い繋がりである。 相手が何を考えているのか、何を求めているのかを察すること。 喧嘩はわるいことではない。相手に本音をさらけ出せているか、我慢をしていないかである。 迎合したり、逃げていると結局最後は自分に返ってくる。 相手の好きなとこも嫌いなとこも、丸ごと受け入れれるかが大事である。 なぜそうなるのかのヒントもたくさんある。が今さら感もあるし、もっと早く知れればよかったとも思う。 2023/02/27