出版社内容情報
なぜ、逃げ抜いた果てに天下を盗れたか、語って進ぜよう――。「成長し続けた男」徳川家康の生涯を、独白体を駆使して描いた力作長編。
岳真也[ガクシンヤ]
作家
内容説明
負けて逃げて、負けて逃げての繰り返し…。武田信玄の術中にはまって三方原で大敗、盟友・信長には息子・信康を弑するよう命じられて従い、秀吉には局地戦で勝ちながらも、卓越した外交手腕の前に膝を屈した。なぜ、かような男が乱世を制することができたのか。忍従を強いられた壮年期から、大勝負に打って出た晩年まで、家康の秘められた胸中を独白体で描き切った歴史長編。
著者等紹介
岳真也[ガクシンヤ]
1947年、東京都生まれ。慶應義塾大学経済学部卒、同大学院社会学研究科修士課程修了。66年、学生作家から出発して、文筆歴50年。その間に、著書150冊。法政大学講師、日本文藝家協会理事、歴史時代作家クラブ代表、虎希の会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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鍵ちゃん
28
負けて逃げて、負けて逃げての繰り返し。武田信玄の術中にはまって三方原で大敗、朋友・信長には息子・信康を殺すよう命じられて従い、秀吉には局地戦で勝ちながらも、卓越しした外交手腕の前に膝を屈した。なぜ、かような男が乱世を制することができたのか。忍従を強いられた壮年期から、大勝負に打って出た晩年まで、家康の秘められた胸中を描き切った。来年の大河の予習として読みました。晩年まで苦労したが、乱世の強者達が手本となったおかげで家康が出来上がった事がよくわかりました。松潤がどのような家康になるが期待したい。2022/12/17
Book Lover Mr.Garakuta
14
【おきな書房】【速読】:家康の壮年期から晩年の物語。武田との三方原から始まり。天下を手中に収める関ケ原(実際は大阪の陣まで)までを描いた作品で、学ぶべきことが多い本だった。特に指導者が、耐え忍ぶことを学に十分たる内容であった。2022/12/26
どらんかー
2
徳川家康の生涯についてわかる物語2018/01/12
tatsuya izumihara
1
歴史小説初心者であるが、史実のそって徳川家康目線で描いているので面白くかつ史実に詳しくなった。戦国時代後期の武家社会のあり方、慣習など良くわかった。2017/11/19
アイマール
0
逃げて、堪えて天下をとった家康。 我慢が大切ですね。2019/10/28