出版社内容情報
「名画の謎や逸話」をテーマにした、好評シリーズ第三弾。今作は有名画家たちの名言に注目し、言葉から名画の作品世界に迫っていく。
こだわり知識愛好会[コダワリチシキアイコウカイ]
内容説明
作品について、美について、人生について―「美の巨匠」たちが遺した“名言”に注目してみると、名画の真実が見えてくる。本書では、ゴッホ、ダ・ヴィンチ、ムンク、ルノワール、ピカソ、フェルメール、クリムト、ゴーギャン、レンブラントといった人気西洋画家の名言を取り上げ、彼らが抱えた悩みや哲学、作品に隠された謎などに迫りながら、名画を読み解いていく。文庫書き下ろし。
目次
第1章 巨匠だって、悩んでいる(フィンセント・ファン・ゴッホ;レオナルド・ダ・ヴィンチ ほか)
第2章 名画を生んだ哲学(ヨハネス・フェルメール;アンリ・マティス ほか)
第3章 名画の謎を解く言葉(グスタフ・クリムト;マルク・シャガール ほか)
第4章 明日への希望(アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック;ディエゴ・ベラスケス ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しいたけ
81
このお値段でこの絵の印刷の綺麗さは、まさにこだわったのだろうなあと感心する。しかも文庫サイズ。いつでもどこででも観ることができる。「カンヴァスに絵を描くことでしか慰めや救いを得られない人」を画家と呼ぶ。絵に全てを込める画家が思わず呟いたその言葉を、いま一度観た絵の中に探す。悩み、愛し、感謝し、嫉妬し、絶望した、生き生きとした画家の姿がそこに映し出される。「人間は醜い。されど人生は美しい。」絵を愛することは、人を愛することなのかもしれない。2016/12/24
sssakura
28
一人につき名言ひとつ、エピソードも短く、ほとんど知っていたのでちょっと物足りなさを感じましたが、面白いのは代表作の選び方。それを選ぶ?と思うものがいくつかあって、楽しめました。モネが一番驚きました。2017/01/30
aisu
15
画家35人のプロフィール、「名言」、解説、カラーの絵画で、各人4〜8頁で紹介されています。名言を味わうにはやはりもう少し詳しく書かれていないと…でした。帯と表紙のティッツィアーノに釣られたのですが、ティッツィアーノも頁少ないし、ヴェネツィア派もないし…2017/01/09
夢みる夢子
6
⭐︎⭐︎昨日は去りまし。 明日はまだ来ていません。 私たちには ただ今日があるのみ。 さあ、始めましょう。マザー・テレサ は有名だが、今日を、いかに大切に過ごすかを、写真と言葉ど認識した。2017/03/13
夢みる夢子
3
⭐︎⭐︎好きなシャガール、マハ、ミラーの事が少しわかって解り良かったわ。2017/03/13