出版社内容情報
真珠湾とミッドウェーを攻撃した真意は? 硫黄島が激戦地となった理由は? なぜ沖縄戦が起きたか? 太平洋戦争の謎に「地勢」から迫る。
三野正洋[ミノマサヒロ]
作家
内容説明
世界最強と謳われたシンガポール要塞を、日本軍はいかに陥落させたのか?アメリカ軍による山本五十六“暗殺”の真相は?日本陸軍が、珍兵器“風船爆弾”にこだわった理由は?アメリカが広島と長崎に原爆を投下した意図は?本書は「地勢」という新たな視点から、太平洋戦争の数々の謎に迫ったもの。図表を豊富に用いたわかりやすい解説で、戦争の概要もつかめる稀有な一冊。
目次
第1章 日中戦争、太平洋戦争開戦の謎
第2章 シンガポール要塞、ミッドウェー海戦…攻勢期の謎
第3章 ソロモン、ガダルカナル…戦局転換期の謎
第4章 日本陸軍による戦局打開策の謎
第5章 マリアナ、フィリピン、硫黄島の謎
第6章 沖縄戦、原爆投下、ソ連侵攻の謎
著者等紹介
三野正洋[ミノマサヒロ]
1942年、千葉県生まれ。日本大学生産工学部卒業後、大手造船会社にて機関開発に従事。その後、日本大学生産工学部助教授、准教授を経て、現在は著述および知的財産の開発に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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だっぱら
2
あまり地勢に特化した内容という印象でもなかった。目新しいことも書かれておらずちょい物足りない。入門書ですね。2021/09/01
Micky
1
それぞれの戦いは比較的短い文章で纏められており物足りないと言えば物足りない。ただここまで不甲斐ない戦いを並べられると情けないを通り越して腹が立ってくる。 初っ端はあの真珠湾の大勝利、否、第3波攻撃で徹底的に叩かなかった司令官の不甲斐なさ。このパターンが終戦まで続く。負けるだけの理由がある。最終的にはアメリカに勝てないとしても負け方というものがあるはず。 悔しいが司令官レベルではヤンキー魂がまさってると認めざるを得ない。2020/07/25
kwmr_
1
タイトル買い。メジャな戦いについてはだいたい解説されているので、初心者向け。タイトルのわりには、地図も少なく、地政学的な考察も少なめ。根拠を挙げずに断定する箇所が散見された。限られたページ数で言及するのは無理があるか。2016/08/02
マメラッティ
0
地勢とあるがどのあたりが?って感じでピンとこなかった。強いて挙げれば距離に着目しているあたりか。読みやすい感じではあるが、エピソードも、聞いたことあるような話と要因ぽくってちょっと残念。2016/08/04