PHP文庫<br> 白虎隊 (増補決定版)

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PHP文庫
白虎隊 (増補決定版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 285p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784569764757
  • NDC分類 210.61
  • Cコード C0195

出版社内容情報

戊辰戦争にあって、少年武士が集団自決する悲劇を生んだ白虎隊。伝説化したこの話を史料を踏まえ、俯瞰的かつ詳細に解説した力作。

【著者紹介】
作家

内容説明

白虎隊士は、飯盛山で短き命わ終えた士中二番隊の十九士だけではなかった―。本書は、白虎隊と総称された会津藩の五つの少年部隊の、越後口、戸ノ口原、会津城下、篭城戦での戦いと、その激戦を生き延びて、苦難の明治時代を生きた者たちの生と死の軌跡をたどる一冊。会津藩に取材した多くの作品を発表してきた著者が、最新の研究成果を増補して加筆。白虎隊の実像と全体像に迫った決定版。

目次

第1章 その成立前後
第2章 戦雲近づく
第3章 白虎士中二番隊・戸ノ口原の戦い
第4章 白虎士中一番隊・城下の戦い
第5章 飯盛山にて
第6章 開城まで
第7章 自刃十九士の発見とその後
補遺その1 日向内記の真実
補遺その2 第二の白虎隊―郡長正の自刃前後

著者等紹介

中村彰彦[ナカムラアキヒコ]
1949年、栃木県生まれ。東北大学在学中に「風船ガムの海」で第34回文學界新人賞佳作入選。87年『明治新選組』で第10回エンタテインメント小説大賞を受賞。93年『五左衛門坂の敵討』で第1回中山義秀文学賞を、94年『二つの山河』で第111回直木賞を、2005年『落花は枝に還らずとも』で第24回新田次郎文学賞を、また15年には第4回歴史時代作家クラブ賞実績功労賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Gotoran

58
幕末、会津藩で結成された、16~17歳の武家少年で構成された『白虎隊』。数多くの史料をもとに幕末から明治維新までの背景と会津藩が陥った過酷な状況、即ち、会津・戊辰戦争においては兵力・装備に勝る薩長主体の新政府軍を相手に徹底抗戦し、厳しい鶴ヶ城籠城の末、降伏・開場を余儀なくされたという歴史の中で、『白虎隊』の少年らの生と死の軌跡を振り返る。会津藩に関わる作品を数多く発表しその歴史に詳しい著者ならではの筆致で、『白虎隊』の真実に迫った本書。読み応え充分だった。2016/11/20

り こ む ん

30
丁寧に時系列を追いながら、白虎隊を追っていて、無駄なドラマもないので、とても分かりやすいし、考察、推測も反感を感じることなく受け入れる。このジャンルは、主観が強すぎる内容が有るのだけど、この本はそれもなく、淡々と言うと語弊があるけれど、良い意味で淡々と述べている。日向と郡の加筆も有りがたかった。日向内記については、救われたようにも思う。イロイロ誤解があるなか、掘り起こしていってくれる事に深く感謝したい。2019/02/08

マッピー

7
白虎隊についてはあまり詳しくないので、時系列でない、行ったり来たりの書き方が分かりにくかった。例えば白虎隊の生き残り、飯沼貞吉について書いてある部分も、諸説が別々の章で書かれているので、スムーズに頭に入ってこないのだ。戊辰戦争が終わっても、会津の悲劇はまだ続く。 生き残った者達の屈託。薩摩藩へのリベンジのため、西南戦争で新政府軍に入る会津の生き残りも多かったのだという。 人の心は簡単に切り替えることはできないのだ。2017/10/21

Shuko

1
白虎隊がみっちり詰まった1冊。

たつや

0
2025年267冊目。白虎隊を中心に、会津での戊辰戦争攻防をえがく。彼らがどのように動き、そして一部は自刃するに至ったのか、詳細に描いている2025/11/09

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