出版社内容情報
神奈川の歴史を深堀りしながら、横浜・横須賀・鎌倉・江ノ島・湘南・箱根・小田原を歩く。「J:com湘南」の人気番組のスピンオフ!
【著者紹介】
歴史作家
内容説明
日本初の鎌倉武家政権を樹立した頼朝や秀吉の小田原攻め、明治維新を招いたペリー来航など、神奈川はたびたび日本史の舞台となった。現在も、日本有数の人口を誇る人気の県である。本書は、義経や実朝、謙信、家康、篤姫や和宮など、重要人物の人生をたどりつつ、神奈川の歴史の闇に光をあてようというもの。あなたの家の前の道も、意外な歴史の鉱脈につながっているはずだ。
目次
第1章 鎌倉・江の島(源実朝暗殺の謎とテロリズム(鎌倉)―三代将軍・源実朝を討った公暁の黒幕
鎌倉大仏の作者の謎(鎌倉)―宋の工人・陳和卿と鎌倉大仏の関係とは
「鎌倉七口」をゆく(鎌倉)―一気に鎌倉時代へとタイムスリップ
幻の城下町(鎌倉)―三浦半島に設けられるはずだった日本防衛拠点
コッキンさんの一生(江の島・横浜)―日本に魅了された英国の貿易商が心血を注いだこと)
第2章 横浜・横須賀(横浜開港と桜田門外の変(横浜)―大老・井伊直弼を暗殺した黒幕の謎
軍港・横須賀と小栗上野介(横須賀)―幕府とフランスが建設した港町の光と影
旗本になったイギリス人(横須賀)―異国に暮らした三浦按針の「その後」
横浜のシルクロード(横浜)―八王子から横浜へとつづく「浜街道」をゆく
吉田松陰とペリー来航(浦賀・鎌倉)―松陰は瑞泉寺の裏山で何を見たのか)
第3章 湘南(藤沢・平塚・大磯)(源義経の生涯(藤沢・鎌倉)―首だけになっても鎌倉入りを許されなかった義経
家康と藤沢と影武者(藤沢・平塚)―家康の影武者・矢惣次とはいったい何者なのか
松本良順と大磯別荘群(大磯)―大磯を海水浴場として有名にした軍医の宣伝術
上杉謙信の相模侵略(大磯・鎌倉)―相模国に縁が深い上杉謙信と直江兼続
杉山検校と江の島(藤沢・江の島)―なぜ安藤広重は藤沢宿で「座頭」を描いたのか)
第4章 箱根・小田原(戦国武将・細川幽斎の「東海道散歩」(小田原)―小田原を発った細川幽斎の「戦略」とは
江戸城の石垣(真鶴・三浦・逗子)―江戸城の石はどこから運ばれてきたのか
二宮金次郎の「真実」(小田原)―数々の伝説に包まれた「二宮金次郎」の実像
天璋院篤姫と和宮(箱根・江の島)―和宮をしのび、箱根を訪れた徳川家定の御台所
夢を走らせた男(箱根)―馬車鉄道四敷設の夢は実現したのか)
著者等紹介
泉秀樹[イズミヒデキ]
1943年静岡県生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。産経新聞、三田文学などで記者・編集者を経て、73年に小説『剥製博物館』で第5回新潮新人賞を受賞。近年は歴史読物を中心に執筆活動を行なう(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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