PHP文庫<br> 暦で読み解く古代天皇の謎

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PHP文庫
暦で読み解く古代天皇の謎

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  • サイズ 文庫判/ページ数 395p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569764375
  • NDC分類 210.3
  • Cコード C0120

出版社内容情報

神武紀元はどのように決められたのか? 神功皇后の在位が長い理由は?――古代の暦を読み解けば、『日本書紀』の謎が明らかになる!

【著者紹介】
大平正芳記念財団理事長

内容説明

2月11日の建国記念日は、神武天皇の即位年月日である「辛酉年春正月朔(庚辰)=紀元前659年2月11日」が起源となっている。しかし、神代の時代の建国の年を、『日本書紀』の編纂者たちはいかに決めたのだろうか?本書は、5世紀以降に使用された「元嘉暦」「儀鳳暦」を読み解き、『日本書紀』に隠された古代天皇の実像に迫ろうというもの。暦から古代史の真実が見えてくる!

目次

序章 天武天皇による神武紀年の決定
第1章 『日本書紀』の編纂、日本の暦の受容
第2章 中国の暦の導入
第3章 天武天皇の実像に迫る
第4章 『日本書紀』のジレンマと呪縛(紀年の延長1)
第5章 『日本書紀』のジレンマと呪縛(紀年の延長2)
第6章 『日本書紀』のジレンマと呪縛(紀年の延長3)
第7章 『宋書』と「倭の五王」について
最終章 雄略天皇前後より継体天皇即位前期で―古代史上空白の清寧、顕宗、仁賢、武烈、四天皇の物語

著者等紹介

大平裕[オオヒラヒロシ]
1939年、東京都出身。東京教育大学附属高校より慶應義塾大学法学部政治学科へ進み、62年、古河電気工業株式会社に入社。同社海外事業部第一営業部長、監査役、常任監査役を経て2001年に退社。現在は、大平正芳記念財団の理事長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

dolce-vita

0
天武・持統天皇絡みで読んだので、他はサラリ読み。天智天皇の漏刻台(水落遺跡)は飛鳥で訪れたけど、天武天皇はなんと天文台を建てていたとか!天武天皇は陰陽道の祖であるとか!いつもさらっとしか出てこないけど古代街道、幅は最小で6m(江戸時代の五街道は3.6m)、総延長は6300km(昭和の高速道路計画は6500km)やっぱり気になる。天武・持統天皇所縁の日として、建国記念の日を来年からはもう少し感慨深く過ごそうと思う。2016/03/05

ぼいど

0
元々暦好きな私としては、記紀ってこの位のことはした上で今の解釈になってるんだと思ったんですが、そーじゃなかったってこと?ってのが私の最初の感想。まぁそんなわけで解釈については有力そうだなぁと思うのですが…… ただ私の感想にもまぁ近いのですが、「歴史学者に猛省を促す」ってな説教臭さは単に趣味で読んでる人からすると鬱陶しいことこの上ないです。なんでこーなっちゃうんだろうね。 ま、この方自身は経歴見ると学者じゃなさそうで……って、元首相の息子さんなの?!まぁそれは、別に中身とは関係ないとは思うけどね。2015/12/12

inaryoXD11

0
天武天皇による儀鳳暦の導入とそれ以前の元嘉暦、日本書紀の干支表記から各天皇の即位年・崩年を確定しています。さらに古代朝鮮との関係や倭の五王の解明など、とてもエキサイティングに読めました。2020/08/23

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