出版社内容情報
神武紀元はどのように決められたのか? 神功皇后の在位が長い理由は?――古代の暦を読み解けば、『日本書紀』の謎が明らかになる!
【著者紹介】
大平正芳記念財団理事長
内容説明
2月11日の建国記念日は、神武天皇の即位年月日である「辛酉年春正月朔(庚辰)=紀元前659年2月11日」が起源となっている。しかし、神代の時代の建国の年を、『日本書紀』の編纂者たちはいかに決めたのだろうか?本書は、5世紀以降に使用された「元嘉暦」「儀鳳暦」を読み解き、『日本書紀』に隠された古代天皇の実像に迫ろうというもの。暦から古代史の真実が見えてくる!
目次
序章 天武天皇による神武紀年の決定
第1章 『日本書紀』の編纂、日本の暦の受容
第2章 中国の暦の導入
第3章 天武天皇の実像に迫る
第4章 『日本書紀』のジレンマと呪縛(紀年の延長1)
第5章 『日本書紀』のジレンマと呪縛(紀年の延長2)
第6章 『日本書紀』のジレンマと呪縛(紀年の延長3)
第7章 『宋書』と「倭の五王」について
最終章 雄略天皇前後より継体天皇即位前期で―古代史上空白の清寧、顕宗、仁賢、武烈、四天皇の物語
著者等紹介
大平裕[オオヒラヒロシ]
1939年、東京都出身。東京教育大学附属高校より慶應義塾大学法学部政治学科へ進み、62年、古河電気工業株式会社に入社。同社海外事業部第一営業部長、監査役、常任監査役を経て2001年に退社。現在は、大平正芳記念財団の理事長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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dolce-vita
ぼいど
inaryoXD11