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PHP文芸文庫
ファイヤーボール

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  • サイズ 文庫判/ページ数 365p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569764146
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

リストラされた元商社マンが、町内会で提案した「とんでもない」お祭りとは? とびっきり熱くて、元気が湧いてくる感動の長編小説。

内容説明

家族も顧みずに一心に働いてきた咲元は、突然の社内抗争に巻き込まれ、窓際部署に追いやられる。家庭でも疎んじられ、妻から押し付けられて町内会の会合に出席することに。そこでつい発した一言が波紋を呼び、町に「今より十倍盛り上がる祭り」を生み出さなければならない羽目になってしまうのだが…。咲元は果たして祭りを実現できるのか。バラバラだった家族はどうなるのか。とびっきり熱い感動の長編小説。

著者等紹介

原宏一[ハラコウイチ]
1954年長野県生まれ。茨城県育ち。早稲田大学卒業後、コピーライターを経て97年『かつどん協議会』で小説家デビュー。文庫版『床下仙人』が2007年啓文堂書店おすすめ文庫大賞に選ばれ、ベストセラーになる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

utinopoti27

136
出世競争から脱落し、リストラされた、仕事一筋の商社マンだった主人公。たまたま出席した町内の役員会で、自治会を牛耳る長老と対立してしまい、夏祭りの実行委員長を引き受けるはめに。勢いでぶち上げた企画「火の玉祭り」は成功するのか・・。本作は、旧態然とした地域コミュニティと、壊れかけた家族の再生がメインテーマなのだが、次第に燃え盛る、主人公の祭りにかける心意気がとにかく熱い。守旧派の妨害工作に苦しみながらも、家族や仲間たちと祭りの実現に向かって突き進む。出来すぎの感はあるものの、クライマックスは盛り上がり必至だ。2021/08/20

相田うえお

96
★★★★★21039【ファイヤーボール (原 宏一さん)】今まで既読した作品に好印象なものが多かった原さん作品、本屋で未読タイトルを見かけたらとにかく何でも入手。という事で、あらすじも分からず読み始めました。あらら、一気読み!ファイヤーボールという作品タイトルから宮部みゆきさんのクロスファイヤーみたいな念力放火能力の話かと思ったら〜!チーン!は〜ず〜れ〜!メインモチーフは『祭り』でした。あはは(笑) 本作品、山あり谷ありで面白かったですよ。特に荒っぽい祭りが好きなら楽しんで頂けると思います。おすすめです!2021/04/22

takaC

82
題名や装幀画を見た時はSFなのかと思ったが、熱い村祭りを企画して成功させる話だった。予定調和で物語的なところも多々あったがあっという間に楽しく読めたから良しとしよう。2016/07/05

sin

67
熱い!そして面白い!作者の作品に共通するものは、それまで日常と思っていた世界から弾き出されたときに主人公が自助努力で新しく自分の居場所を創りだすというところで、本作でも遺憾なく発揮されている。文字どおりタイトルのファイヤーボールの話なんだけど、そのファイヤーの部分が主人公の置かれた立場を指し示すなんてお見事です。2015/10/29

mr.lupin

38
仕事一筋で家族も顧みずに一心に働いてきた咲元は、リストラにあう。家庭でも疎んじられ、妻から押し付けられて町内会の会合に出席することに。そこでつい発した一言が波紋を呼び出す。町に「今より十倍盛り上がる祭り」を産み出さなければならない羽目になってしまった。原さんらしく、メッチャ読みやすく、また読み応えのある作品だった。やや出来すぎ感はあったものの、それでもこのメッチャ暑い季節に読むのに相応しい、熱い物語だった。⭐⭐⭐⭐⭐2024/08/08

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