出版社内容情報
強くなくても、前向きでなくてもいい。生きていることそのものが、あなたという「奇跡」だ――著者の人間観のすべて、いきなり文庫化!
【著者紹介】
作家
内容説明
箱の中のライ麦の根は、1万キロ以上の長さになって命を支えている。生きてあること、それだけで私たちは「奇蹟」のような存在なのです―本書は、著者の「生き方」「考え方」の基本を、十数年にわたる連続講演をもとにまとめた待望の一冊。多彩な視座から、やさしく、寄り添うように語りかける言葉の数々に、自分を愛すること、許すことの温かさに包まれる。
目次
深く悲しむ―いのちの、真の活性化にむけて
自分という奇蹟―何がいのちを支えているのか
風土と人間、そして歌―時代を生き抜くちから
免疫のおしえ―何がいのちを決定するのか
「悲しみ上手」の復権―「心の内戦」をこえて
“慈”の力“悲”の力―痛みを共有すること
布施と慈悲―人にやさしくあるために
「泣く」のは日本の文化―生きるエネルギーの源とは
喜びの底にある哀愁―「明るさ」を知り、「暗さ」を知ること
「生きている」ことの価値―生命の実感を取り戻すこと
「泣く」ことの浄化作用―より深い喜びを知るために
感情表現の効用―豊かな「喜怒哀楽」に生きる
「罪」の文化「恥」の文化―日本人の「心」の源流へ
運命と宿命―人生を生きる上で、大切なこと
著者等紹介
五木寛之[イツキヒロユキ]
1932年(昭和7年)福岡県生まれ。平壌で終戦を体験し、47年引揚げ。早稲田大学中退後、66年『さらばモスクワ愚連隊』で小説現代新人賞、67年『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞、76年『青春の門筑豊編』他で吉川英治文学賞を受賞。2002年、菊池寛賞受賞。2010年、長編小説『親鸞』で毎日出版文化賞特別賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ともとも
ぽんちゃん
funuu
退院した雨巫女。
dice-kn
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