出版社内容情報
ブッダの弟子も怖れをなした「維摩」の超哲学が炸裂! ドラマチックでためになる初期大乗仏教典の傑作『維摩経』を釈住職が楽しく解説。
【著者紹介】
浄土真宗本願寺派如来寺住職、宗教学者
内容説明
「維摩」という在家の仏教者が、ある時病気になった。ブッダが弟子たちに見舞いに行くようすすめるが、名高い弟子や菩薩たちがこぞってそれを辞退する。歯に衣着せぬ鋭い舌鋒に、みな論破された過去があったのだ。最後に文殊菩薩が見舞いを引き受け、維摩のもとへ行くが…。戯曲のような構成で「空の実践」を説く初期大乗経典の傑作『維摩経』が楽しくわかる!
目次
1 仏教体系を説く釈尊
2 病気になった維摩居士
3 文殊菩薩登場。維摩のもとへ…
4 生きとし生けるものへの視点と仏道
5 維摩の一黙!これぞ『維摩経』!
6 いよいよフィナーレ!全員が喜びに包まれた
終章 私たちと『維摩経』
著者等紹介
釈徹宗[シャクテッシュウ]
1961年、大阪府生まれ。龍谷大学大学院、大阪府立大学大学院人間文化研究科比較文化専攻博士課程修了。学術博士。専門は宗教思想。兵庫大学生涯福祉学部教授を経て、相愛大学人文学部教授。NPO法人リライフ代表。浄土真宗本願寺派・如来寺住職。論文「不干斎ハビアン論」で、第五回涙骨賞(中外日報社)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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