出版社内容情報
少年と千紗子と認知症の父。嘘から始まった生活は新しい家族のかたちを育んでいくが、やがて破局の足音が……。感動&衝撃の家族小説。
【著者紹介】
作家
内容説明
あの夏、私たちは「家族」だった―。息子を事故で亡くした絵本作家の千紗子。長年、絶縁状態にあった父・孝蔵が認知症を発症したため、田舎に戻って介護をすることに。そんな中、事故によって記憶を失った少年との出会いが、すべてを変えていく。「嘘」から始まった暮らしではあるものの、少年と千紗子、孝蔵の三人は歪ながらも幸せな時を過ごす。しかし、破局の足音が近づいてきて…。ミステリ作家が描く、感動の家族小説。
著者等紹介
北國浩二[キタクニコウジ]
1964年、大阪市生まれ。2003年、『ルドルフ・カイヨワの事情』で第5回日本SF新人賞に佳作入選、05年、同作を改題した『ルドルフ・カイヨワの憂鬱』でデビューした(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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