出版社内容情報
自然も豊かでそれなりに便利。モノも人も大切にする暮らしがあった「昭和」。そんな時代の「ほどよい暮らし」を愛おしむエッセイ集。
【著者紹介】
エッセイスト
内容説明
モノはあっても贅沢でなく、ほどほど便利で生活快適。携帯もパソコンもないかわり、人と人とのつながりがやさしく温かい。そんな「ほどよい」暮らしがあった時代―。本書では、昭和生まれの著者が、日々のほどよい生活の工夫のなかに、昭和30、40年代にその原点を探るエッセイ集。
目次
二十年代の建物、三十年代の道具
頑張らない掃除
野菜中心の食事とフードプロセッサー
おばあちゃんの風邪退治
ほの甘くて温か、葛湯の幸せ
ほどのよいカーテン探し
ピンクをめぐる冒険
きれいに泳いでリラックス
体に合う服、合わせる服
セミオーダーという選択
ラッパにひかれて豆腐屋さん
リヤカーで生湯葉を
温泉の恵み、いつまでも
レンタサイクルで半日旅
町の身近なお医者さん
親知らずを抜く
痛みを味わい、気づくこと
音がいろいろ多すぎる?
小さくて役に立つもの
冷房と上手に付き合う
著者等紹介
岸本葉子[キシモトヨウコ]
1961年鎌倉生まれ。エッセイスト。東京大学教養学部を卒業。会社勤務を経て、中国北京に留学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yomineko@ヴィタリにゃん
63
2月最後の本となりました。著者は1961年生まれ。昭和40年位だろうか、その頃の話題が多かった。楽しかっただろうなと想像しながら読んでワクワクした。昭和の話題以外にも「ピンクのカーテンは避けましょう。女性一人暮らしだとバレます」にヒヤッとした。ピンクだ、私😨親知らず抜歯が凄かった!私も入院までして抜いたのでよく分かる。本葛湯ってどんなものかな?寒い間に食べてみたい。昔はお豆腐もお魚もみんなボウルを持って買いに行ってたのは聞いて知っているが、プラ容器に入っていないのでゴミの削減にもなる!いい時代ですね😊2022/02/28
kinkin
37
タイトルで読んだが想像していた内容とまったく違った。昭和を過ごしてきた作者が昔はよかったなーという本だという先入観で読んだせいもある。よく読んだら著者は私より3つ下。自分の知っている昭和と、これから昭和のようにやりたいことの話が行ったり来たり。イマイチ一貫性がなかったと感じる。昭和の20~30年代を生活し40年、50年代というおおきな動きのあった昭和全体を語れる内容がほしかった。そういうのは、私の両親世代、現在80歳以上の方でないと書けないところが多いと思う。2015/02/18
Syo
28
精読したわけではないけれど。 カーテンのが興味深かった。 それとクロールの本。 自分が必要な本は タイトルが直接的な方がいい。 なるほど。 _φ(・_・ って感じかな。2018/12/04
森の猫
20
筆者が子供時代だった頃の、昭和30年後半〜40年代の暮らしを思い出しながら、その中の良い物を取り入れて、より良く暮らそうというエッセイ。昔の家事は、本当に大変だった事を身をもってわかっているので、筆者と同じく、懐古主義にならない点も共感できます。。岸本さんは、便利な新式の物も、昔ながらの知恵も、自分のスタイルに合わせて取り入れている所が良いですね。2015/03/26
kiho
18
便利さに頼るだけでなく、昭和の時代の少々手をかける暮らしの実感をじんわりと伝えてくれる一冊⭐岸本さんの暮らしぶりも、時に迷ったり悩んだりされてる所に共感しました♪丁寧さ…大事にしたいなぁ。2015/07/28