出版社内容情報
聖徳太子の予言の書を入手せよ。密命を帯びた忍びと寺宝を守る異能者、公儀隠密、豪商らの息詰まる闘いを描く痛快時代エンタテイメント。
【著者紹介】
作家
内容説明
天下を揺るがす書として封印されてきた、聖徳太子の予言の書『未来記』。その書が納められている大坂・四天王寺には“番人”がいた。僧・天海から、幻の書を奪取せよとの密命を帯びた異能の忍び・千里丸は、不思議な能力を持つ少女と出逢い、自分の生き方に疑問を持ち始める。秘宝をめぐる、異能者たちに公儀隠密、南蛮絞りの秘術を操る豪商も絡んだ壮絶な闘いを描く、痛快時代エンタテイメント!文庫書き下ろし。
著者等紹介
築山桂[ツキヤマケイ]
1969年、京都府生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士課程単位取得。98年に『浪華の翔風』で作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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はつばあば
48
聖徳太子が異能者のご先祖様でその血を引く者達がいる・・。千里眼の少年千里丸、風をあやつる可愛い少女は紅羽。怪僧・天海の手の者だった千里丸は紅羽や四天王寺の道啓と出会い自分の生き方に疑問を持ちながら公儀隠密や自分を育てた里の者と闘うはめになる。異能っていうだけで子供を捨てる、異能者を異端扱いする・・。これって日本人の特徴なんでしょうか。まぁ不老長寿を願う権力者は後を絶たないですが・・・死なないなんて私には恐ろしい事ですわ。読み終わってから気づきました^_^;築山桂さんの作品やったなんて(^^♪。2024/02/25
Mc6ρ助
17
「未来」という言葉とチャンバラ小説の相性の悪さが気になってしょうがないのは爺さまの認識が間違っているのだろうか。YAな時代劇風エンタメとしては一定の水準を超えていると認定してあげたいが、それよりなにより、南蛮吹きのスーパースター理左衛門さんがどっかにとんでしまっていることが、evidence baseな論証にこだわる爺さまとしては我慢するのが難しいかも知れない。(いや、何が言いたいんだか)2024/05/27
宇宙猫
14
★★★ 時代劇って感じのエンタメ小説。サクッと読めて楽しい。D2024/05/05
おの
11
図書館本。小説は気分転換になっていいな。久遠殿が一番好き。住友と銅絞りの話も勉強になった。四天王寺行きたくなった。2024/03/26
shima
7
舞台を観に行くので予習のために読みました。特殊能力とか超能力とか大好きなのでとても楽しめました。舞台が楽しみです。2021/03/11
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