出版社内容情報
吉田松陰が処刑される直前、松下村塾の門下生へ残した『留魂録』。幕末志士のバイブルとなった「魂の遺書」を30ポイントで読み解く!
【著者紹介】
歴史家、文学博士
内容説明
「身はたとひ武蔵の野辺に朽ちぬとも留め置かまし大和魂」の句で始まる吉田松陰の『留魂録』。自身が処刑される直前、松下村塾の門下生に最後の訓戒と“尊王攘夷”の思いを書き残した魂の遺書だ。本書は「大和魂を伝承せよ」「誠を貫け」など、死して時代を動かした男の魂のメッセージと、後世に受け継がれた影響を30ポイントで読み解いていく。幕末志士のバイブルが現代に甦る!文庫書き下ろし。
目次
第1章 『留魂録』とは何か(大和魂を伝承せよ;誠を貫け;後世の評価に委ねよ ほか)
第2章 松陰の思想は弟子たちにどう受け継がれたのか(久坂玄瑞;高杉晋作;吉田稔麿 ほか)
第3章 松陰の思想は後世にどう伝えられたのか(松陰の著作は、いかにして広く読まれたのか;松陰の名誉は、いかにして回復されたのか;松陰は、いかにして神となったのか ほか)
著者等紹介
安藤優一郎[アンドウユウイチロウ]
1965年、千葉県生まれ。歴史家。文学博士(早稲田大学)。早稲田大学教育学部社会科地理歴史専修卒業、早稲田大学文学研究科博士後期課程満期退学。江戸をテーマとする執筆・講演活動を展開。JR東日本大人の休日・ジパング倶楽部「趣味の会」、東京理科大学生涯学習センター、NHK文化センターなど生涯学習講座の講師を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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