出版社内容情報
どうして日本の古代史は「珍説」「奇説」だらけなのか? 邪馬台国、聖徳太子、継体天皇、任那国……。謎への最終回答がここにあった!
【著者紹介】
作家、評論家
内容説明
古今東西の歴史に通じた鋭い着眼に定評のある著者が、自身が到達した古代史の謎の“最終解答”を明らかにする。堂々巡りの古代史論争に終止符を打つ渾身の力作。
目次
日本人の故郷
神武東征の真実
邪馬台国の所在地
大和朝廷と統一国家
任那日本府
万世一系と騎馬民族
聖徳太子架空説
藤原一族の正体
天武朝から摂関制へ
出雲神話に隠された建国史
遷都に秘められた謎
大唐帝国と日本
著者等紹介
八幡和郎[ヤワタカズオ]
1951年、滋賀県大津市生まれ。東京大学法学部を卒業後、通商産業省(現・経済産業省)に入省。フランスの国立行政学院(ENA)留学。大臣官房情報管理課長、国土庁長官官房参事官などを歴任後、現在、徳島文理大学大学院教授をつとめるほか、作家、評論家としてテレビなどでも活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あんこ
11
神武天皇・大和政権の始まりを個人商店と大企業の例えを使って説明しているのがすっごくわかりやすかった。2018/12/16
たか
4
むーん、やや微妙かな。書いてある内容については賛否分かれそうです。2019/09/08
Junko Yamamoto
2
合理的な視点から古代史を論じていて納得できる内容。 神話と宗教の軽視は違うな、と思ったが。2015/04/07
マサ
1
大和朝廷が日本を統一していく過程についてかなり大胆な論が展開されているように感じる。ある意味それは考古学的、文献的に分かっているところでは今のところこう考えるのがすじだという大ワク的な理解なのだが、世の中にトピックス的な(話題性のある)様々な説があるということなのだろう。自分としては何だか今までモヤモヤとしていたものがやや整理された気がする。興味深い内容だった。2024/05/09
Yukihiro Fujii
1
日本の古代史を整理して確認できる内容である。 今回、韓国が世界遺産に登録したものも。この本の内容からすると・・・?ではあるが。 どちらにしても、自国の歴史を正確に認識することは重要であると思う。 そのためにも大いに参考になる一冊です。2015/07/07