出版社内容情報
お母さんたちに大人気のブログ『保育士おとーちゃんの育児日記』の著者が、子育てを単純に、楽しく変えるための具体的な方法を紹介。
【著者紹介】
保育士
内容説明
子どもと一生懸命向き合い、子どものために叱っているのに、子育てがうまくいかない…。そんな悩みを抱える人は多いのではないでしょうか。でも、状況をいい方向に変える方法はあります!本書は、子どもが「叱られる行動」を取る理由を解明しつつ、すぐに使えるヒントをたくさん紹介してみました。親も子もみんなが幸せになれる「叱らなくていい子育て」、やってみませんか。文庫書き下ろし。
目次
「叱らなくていい子育て」ってどんなこと?
叱ることがやめられなくなってしまう理由
「叱らなくていい子育て」はこんなときに使う
すべては子どもを受け入れることから
満たされた子どもは手がかからない
満たされた姿の子ども、満たされない姿の子ども
難しくなってしまった子育てを安定化させていく方法
子育てを好転させるための具体策
弱い大人と強い大人
あなたは自分が好きですか?〔ほか〕
著者等紹介
須賀義一[スガヨシカズ]
1974年生まれ。東京都江戸川区の下町に生まれ。大学で哲学を専攻するも人間に関わる仕事を目指して、卒業後、国家試験にて保育士資格を取得。その後、都内の公立保育園にて10年間勤務。子どもの誕生を機に退職し、主夫業の傍ら保育、子育てについての研究を重ねる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
憲法記念日そっくりおじさん・寺9条
56
私には子供がいないので読まなくて良いのだが、先日の小山田圭吾騒動の際にTwitterでこの著者が、いじめをなくすための考察をツイートしており「弱さへの嫌悪をなくすように教育する」といった旨の事を書いていて感心した。何となく信頼できる人の気がしてこの著書まで読んでみた。良い本である。私も職場では「優しい」で通っていて仕事がし易い局面が多い。実際の私は優しくもない。何の事はない、ただ単に人前で容易に怒らないだけなのだ。怒らずに言えば通る事は意外なほど多いのだ。だから本書の内容は大賛成な事ばかり。良書だと思う。2021/07/20
みっくす
53
図書館で借りて延長しても読み切れなくて、でも良かったので買っちゃいました♪ 子供の成長は、目で見て分かるものだけじゃないのですね。思いっきり遊べるようになって心が満たされて友達に貸せるようになる。そうやってステップを一つずつ踏んでいかないといけないのだな。『あなたは好きだけど、○○すのは好きじゃないな』使ってみよう。くすぐりも試してみましたが、5歳の息子も好きそうでした。親の行動パターンも参考になりました。叱ることを減らすことに意識を向けるよりも、クッキーの缶をいっぱいにしてあげることを心がけたいです。2016/06/26
よむよむ
42
男性保育士だった須賀さんの育児本です。育児に何よりも大切な“受容”について、とてもわかりやすく書かれています。『そんなことをしなくても私はあなたのことをちゃんと見ているから、そんな困らせることをしなくてもいいんだよ。抱っこしてあげるからおいで』2019/07/02
しぃ
12
2歳前後のイヤイヤに悩んでいる親御さんにはぜひおススメしたい一冊。色々な育児本に書かれた内容のいいとこどり!って感じでした。くすぐりはいつもやってたけど、いいといってもらえて安心に繋がった。簡単に実践できそうなことも色々提案してくれています。2016/04/28
人間
10
著者のブログを読んでいて、本にも興味を持って読んだ。ブログの記事のうちどの人にも読んでもらいたいであろう基本的項目を集めている感じなので、ブログを熟読している私には真新しさはない。が、くすぐりでのコミュニケーション、支配的なか管理をしないこと、毅然とした態度も大切なこと、おもちゃの取り合いの対処など、本になっていると読みやすい。2019/04/13