出版社内容情報
東日本大震災後の被災地で奮闘する医師とそれを支える麻酔科医の妻を通し、人々の再生を描く感動作。鈴木京香主演映画のノベライズ化。
【著者紹介】
作家
内容説明
仙台医療センターで麻酔科医長を務める川島隆子。震災後、夫の貞一は「川島医院」を無期限休診とし、南三陸で診療所を開き地域の人々のために尽力していた。一方隆子は、震災で父を亡くしたトラウマに苦しむ部下の純子を復帰させようと、ある自衛隊員のもとを訪ねる…。あの日を乗り越えて、悲しみや厳しい現実を受け入れ、前向きに生きようとする人々。そのひたむきな姿を感動的に描く映画「救いたい」の小説版。
著者等紹介
森川秀樹[モリカワヒデキ]
大阪生まれ。大学卒業後、2年間の放浪生活を経て、アミューズメントメディア総合学院大阪校に入学
川村隆枝[カワムラタカエ]
1949年生まれ、島根県出身。1974年に東京女子医科大学卒業、同大学産婦人科医局入局。1976年に結婚し、夫の郷里の岩手医科大学麻酔学教室入局。助手、講師を経て、1997年に同大学附属循環器医療センター麻酔科専任後、同助教授就任。2004年からは独立行政法人国立病院機構仙台医療センター麻酔科医長、手術管理部長、ICU統括を務める。医学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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しいたけ
89
映画は観ていないのですが、読んでいる間ずっと脳内で三浦友和が動くわ喋るわで、昔友和ファンだった私としては、それだけでもう感動ものでした。もちろん鈴木京香は脳内で私に変換されてます。ふざけているように見えるでしょうが、東北大震災後の人々の想いについては色々考えさせられました。前を向いているようでも、薄皮一枚下にある虚無感が顔を出す瞬間があったり。東北人は強い、立派だと賛美されても、それはある一面であって、やはりそれぞれ闇を抱えているのが真実なのでしょう。映画を是非観たいです。2017/03/25
百太
25
原作と映像化されたものでは、往往にして、本好きだと原作の方が良いと思う事あるのですが、この作品は、映画の方が良いです。2017/03/14
ほうき星
12
東日本大震災の数年後を舞台に書いた本です。人間とは?考えさせられる一冊です。2018/12/12
みゆき
2
震災は思い出したくない。なぜか年々そうなってきてしまった。3月11日は思い出すんじゃなく、支えてくれた人に感謝する日だと思っている。仙台市でさえも未だ仮設で暮らす人々がいます。早く復興しますように。すべての人が救われますように。2015/01/15
yukiusagi
1
☆☆☆2015/01/21
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- 和書
- ぼくじょうのくまさん