出版社内容情報
社会の仏教から、民衆の仏教へ――。知の巨人が、法然・親鸞・一遍がそれぞれ開いた浄土仏教の本質に迫る。すべての人は必ず救われる!
【著者紹介】
哲学者、国際日本文化研究センター顧問
内容説明
生きとし生けるものすべては成仏できる―。鎌倉時代に生まれた浄土仏教は、衆生救済のみならず、悪人でさえも念仏を唱えれば必ず救われると説く革命的な思想であった。本書は、日本思想を長年研究してきた著者が、法然・親鸞・一遍という3人の宗祖の峻烈な人生とその思想の系譜を丁寧に読み解きながら、生き方や死に方、そして21世紀を生きるヒントとしての「共生」の思想について語る。
目次
法然の授業(恩師が導いた法然上人との出会い;鎌倉新仏教に共通する思想「草木国土悉皆成仏」とは ほか)
親鸞の授業(親鸞上人の四つの謎;人を殺すも殺さないも因縁に過ぎない ほか)
一遍の授業(一遍上人を知る為の四つのキーワード;妻と子をおいて旅に出る ほか)
共生の授業(新たな哲学を求めて;日本の伝統思想の原点は「縄文文化」にある ほか)
著者等紹介
梅原猛[ウメハラタケシ]
1925(大正14)年、仙台市生まれ、愛知県知多郡で育つ。哲学者。京都大学文学部哲学科卒。立命館大学教授、京都市立芸術大学学長、国際日本文化研究センター所長、ものつくり大学総長などを歴任。東日本大震災復興構想会議では特別顧問を務めた。72年『隠された十字架 法隆寺論』(新潮社)で第26回毎日出版文化賞受賞、74年『水底の歌 柿本人麿論』(上下巻、新潮社)で第1回大佛次郎賞受賞。99年、文化勲章受章。「梅原古代学」「梅原日本学」と呼ばれる多くの著作がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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