出版社内容情報
将来が心配、自分に自信がない、独りが怖い――これらの根底にある「不安」と「寂しさ」との、上手なつき合い方がわかる実践的人生論。
【著者紹介】
『暮しの手帖』編集長、エッセイスト
内容説明
「暮しの手帖」編集長が綴る「不安」と「寂しさ」が小さくなる考え方。
目次
第1章 「ふたつのこと」を見つめよう。(将来が不安なあなたに;自信がもてないあなたに ほか)
第2章 「ふたつのこと」を受け入れよう。(失敗を恐れるあなたに;臆病なあなたに ほか)
第3章 「ふたつのこと」をゆるそう。(嫌われたくないあなたに;辛さから逃げたいあなたに ほか)
第4章 「ふたつのこと」を愛してあげよう。(見た目を気にするあなたに;自分が嫌いなあなたに ほか)
著者等紹介
松浦弥太郎[マツウラヤタロウ]
1965年、東京生まれ。『暮しの手帖』編集長、「COW BOOKS」代表。アメリカの書店文化に惹かれ、オールドマガジン専門店「m&co.booksellers」を赤坂に開業。2000年、トラックによる移動書店をスタートさせ、02年「COW BOOKS」を開業。書店を営むかたわら、執筆および編集活動もおこなう。06年より『暮しの手帖』編集長に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
らじこ
29
再読。心が不安に駆られ鬱屈している時期に読んだために多少イライラしてしまったけれど、やっぱりこの作者の本は好きだな、と思う。思いやりが深く、少し堅苦しいけど愛情に溢れている。不安でたまらない時。自分に絶望してしまうときによく読んでいるのだけど、マイナスに向かっていた心の視点、その方向性をす…とまっすぐに正してくれるので、本当に薬箱みたいな一冊だ。先のことを考えすぎて不安なときは、今起きていることだけに目を向ける。小さな夢を持ち、ひとつひとつ無理せずかなえる。などはトライし続けていきたいと思う。2015/10/22
なるみ(旧Narumi)
27
不安と寂しさへの対処方法を松浦さんの様々な視点から書いた一冊。何度も入浴中に再読した、お風呂読書の友として大活躍の一冊でした。2016/09/29
ともとも
27
優しくも厳しく、そして丁寧な感じがしてしまう。 生きているって大変で、難しいですが、 この様に、生きていけたらいいなぁ~なんて しみじみ思わされてしまいました。 2016/04/16
らじこ
25
ああ、ちょうど今それを実行しているところだった。あるいはその考え方いいなあ、なんて思いながらページを捲っている間に読み終えてしまった、簡素で丁寧な、タイトル通りの薬箱だった。松浦さんがどれだけ自分の内面と丁寧に向き合ってきたかがわかるほど、薬となる言葉は的を射ていて心地よく、参考になる。特に「今」との向き合い方が懸命で謙虚で、読んでいてわたしもこんな風な考え方で日々を生きてみたいと感じた。不安を抱きやすい人におすすめの、解決本ではなく対処本だと思う。2015/05/22
橘
22
松浦さんのこのシリーズ、今回は「不安」と「寂しさ」への対処について、これまでより長いまとまりで書かれていました。何度読んでも考えさせられます。自分の現在と未来、外見も内面も状況も不安になってしまうことだらけですが、ここに書かれている対処法で、少しずつでも向き合っていこうと思います。今までとこれから。どちらも大事ですが、今が疎かになっているような気がするので、一歩一歩を大切に。素直な心を忘れずに。2018/07/14