出版社内容情報
「キリスト教、イスラム教、ユダヤ教。同じ神様なのに、どこが違うのか?」など、学校では教えてくれない宗教の基礎知識を完全解説!
【著者紹介】
宗教評論家
内容説明
キリスト教、イスラム教、仏教―。世界中の人々がさまざまな宗派に属する宗教。しかし多くの日本人は、その違いすらキチンと理解できていないのでは?本書では、宗教評論家として名高い著者が、宗教の基礎の基礎を世界一やさしく解説。「イスラム教では、なぜ豚を食べてはいけないのか?」など、しっかり学べて素朴な疑問がスッキリ解消する1冊!
目次
第1章 イスラム教では、なぜ豚を食べてはいけないのか?
第2章 キリスト教、イスラム教、ユダヤ教、同じ神なのに、どこが違うのか?
第3章 キリスト教とイスラム教、どちらが侵略的か?
第4章 「神の愛」と「仏の慈悲」は、どう違うか?
第5章 神と仏はどう違うか?―キリスト教と仏教(大乗・小乗)
第6章 神道、儒教は宗教か?
第7章 死者をどう祀るか?総理大臣靖国参拝の是非
第8章 宗教は、なぜ必要なのか?
著者等紹介
ひろさちや[ヒロサチヤ]
1936年、大阪府生まれ。東京大学文学部印度哲学科卒業。同大学院人文科学研究科印度哲学専攻博士課程修了。65年から85年まで、気象大学校教授を務める。膨大で難解な仏教思想を、逆説やユーモアを駆使してやさしく説く語り口は、年齢・性別を超えて好評を博している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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ぶち
104
たいへん簡潔な文章で宗教を解説してくれています。 キリスト教、イスラム教、ユダヤ教、仏教などの初歩的な特徴(違い)を 身近な疑問に答えながら平易な言葉で解説してくれます。 "イスラム教ではなぜ豚を食べてはいけないのか?" "イエスは、人間か?預言者か?神の子か?" "神道と儒教は宗教か?" "首相の靖国参拝はなぜ悪い?" などなど、基本的な知識が身に付きます。 300ページという多くないページ数にうまくまとまっていて、一気に読めてしまいます。2019/11/18
kousei
7
各宗教の基礎や神様や儒教の基本など知識や教養を深めるため借りた図書館本。突き詰めていくと哲学的になり、問答集のようにもなって宗教は深い。読みやすく平易な文章で理解を助けるが、体系的にまとめていないので散漫な印象。宗教の教科書、解説本と思いきや所々ご自身の意見をぶち込んできて不快なところもあった。2021/11/09
ゆりゆり
6
宗教について、学校で教える事は色々な意味で難しいでしょう。ですがせめて自己判断ができるような年齢、例えば大学生くらいなら、この本に書かれていることを理解する努力をすべきだと感じました。日本人は、真剣に何かしらの信仰を持つ人間に偏見を抱きがちですが、私は科学がすべて、神などいない、という人たちだって、無神論、科学信奉という一種の信仰を持っていると思います。ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、仏教、儒教、神道、様々な宗教を取り上げていましたが、何かしら信じ畏れるものがある方が、より人間らしい気がしました。2015/07/07
スライムA
3
宗教についての入門書という印象。純粋な宗教の説明というよりかは、かなり筆者の見解が盛り込まれている。タイトル通り、授業のような一冊。2017/02/24
mogura
3
説明は分かりやすく割りとすんなり理解できる。ただひとつの話題がいろんな宗教に飛んでいくので、僕に予備知識があればもっとわかりやすいだろうなとは思った。終盤は筆者の意見も入るので宗教に対する知識だけを求める人には不向きかな2014/04/01
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