ＰＨＰ文庫 なぜ、あの人と話がかみ合わないのか

細谷 功【著】

ＰＨＰ研究所（2013/11発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 301p／高さ 15cm
• 商品コード 9784569760780
• NDC分類 361.45
• Cコード C0134

出版社内容情報

話が伝わらない、かみあわない……コミュニケーションギャップはなぜ発生し、どうすれば防げるか。気鋭のコンサルタントが徹底解明。

【著者紹介】
ビジネスコンサルタント

内容説明

「毎日同じ環境にいて、同じ情報に接しているはずなのに、どうしてこうも話が通じないのか」「何度も説明しているのに、どうして伝わらないのか」…そんなイライラを感じさせる相手がいませんか？本書では、コミュニケーションギャップが生まれるメカニズムを、ベストセラー『地頭力を鍛える』の著者が徹底分析。ギャップの正体が「見える化」され、モヤモヤが晴れる本。

目次

第１章　コミュニケーションギャップを生む「三つの原因」
第２章　「お互いに一部分しか見ていない」ことによるギャップ
第３章　「フィルターの枠の大きさが異なる」ことによるギャップ
第４章　「フィルターの歪み」によるギャップ
第５章　「象」は論理、「フィルター」は心理
第６章　ギャップをつねに「認識」しておくために

著者等紹介

細谷功［ホソヤイサオ］
ビジネスコンサルタント。１９６４年、神奈川県生まれ。東京大学工学部を卒業後、東芝を経てコンサルティングの世界へ。アーンスト＆ヤング、キャップジェミニなどの米仏日系コンサルティング会社を経て、２００９年よりクニエのマネージングディレクターとなる。２０１２年より同社コンサルティングフェロー。専門領域は、製品開発、営業、マーケティング領域を中心とした戦略策定や業務・ＩＴ改革に関するコンサルティング。あわせて問題解決や思考力に関する講演やセミナーを企業や各種団体、国内外の大学などに対して実施している（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[ルル]

コミュニケーションギャップがいかにして起こるか、を分かりやすく説明されています。人にものを伝えることの多い方には、参考になる部分が多くあるように感じられました(*^^*)

2017/01/03

[ぷー]

「自分が知らない、ということを知っている領域」の外側の「自分の知らない領域」があることを再認識することが大事。人はそれを知らずに全体を把握したと思って、視野が狭くなっていってしまうのだろう。メモ 話が噛み合わないのは、フィルター／見る角度やポイントが違うから。思考の白地図で、全体をつかむことが有効。人には思うほど伝わっていない。何度も繰り返し、方法を変え、論理的＆感情的両方でに伝えていく。常に全体を理解しているか？と自問する。全ては「気づき」から始まる、相手を理解していない自分に気づく。

2016/06/06

[Monty]

作者の本は共感できる部分が多く良く読ませてもらっている。如何に部分にとらわれず全体が見れるか。これで物事の本質を見極めること。しかし、どうしたら気づきが上手く出来るのか？それが無かったのが少し物足りない感じがする。

2013/12/25

[くまた]

自分と相手の前提条件が同じだと思うなという内容。自分が少数派だと自覚のある身には当たり前の事柄なのであまり意味がなかった。それが解った上でどのように溝を埋めるのかと言う内容を期待していたので、読んでいて少々退屈だった。期待しすぎたのかもしれない。

2015/04/29

[Wata]

像の鼻としっぽが度々登場。最初はよくわかりませんでした。後半から達人の例などイメージしやすく共感できる部もあったので、ぐっと身近に読めた気がします。人それぞれ考え方が違うのですから、解釈が違って当たり前。完全ではなくても要点が伝えられるよう工夫するのは話し手の義務かもしれません。一方的ではなく途中で確認したり、この人にはどうやったら…と考えるのも一種のゲームみたいで面白いかもしれません。(失礼かな…)

2014/01/15