出版社内容情報
「反日」と「覇権主義」を振りかざす隣国と、日本はどう向き合うべきなのか? 一五〇〇年の歴史からあるべき関係を読み解く渾身の論考。
【著者紹介】
上智大学名誉教授、評論家、英語学者
内容説明
聖徳太子の隋への国書、「シナ絶対論」をめぐる江戸・漢学者の論争、近現代以降の幾度の戦争…。激動の予感がこれからも漂う時代に、「反日」と「覇権主義」を振りかざす隣国とどう向き合うべきなのか?本書は保守論客の第一人者が、日本文明とシナ文明の一五〇〇年にわたる歴史と交流を繙き、“両国のあるべき関係”を説く渾身の論考。過去は未来へと繋がっており、すべては正しい歴史認識から始まる。
目次
日本文明とシナ文明―神道を守り抜けば日本人は文明の誇りを維持できる
皇神の厳しき国―聖徳太子が記したシナと対等以上の関係をもつ資格
江戸・漢学者の論争―日本精神を発見して維新の土壌をつくった儒者たち
日清戦争―近代日本はなぜシナ文明と対決せざるをえなかったか
三国干渉とシナの悲劇―清国の衰退が東アジアに危機的状況をもたらした
日露戦争―日本海海戦の勝利は清国に大きなショックを与えた
シナをめぐる日米の対立―対日反感という暗雲が日本の東方から湧き上がった
コミンテルンの赤い魔手―日本との関係悪化の引き金を引いた孫文の容共路線
満洲事変前夜―満洲にいた日本人への攻撃を幣原外相は見過ごした
満洲建国の正統性―リットン伯は「日本の侵略とはいえない」と報告した
盧溝橋事件の真相―日本政府は事件後三週間、不拡大方針を維持しつづけた
シナ事変―一級資料のなかに「南京大虐殺」を示すものは一つもなかった
シナとどう向きあうか―われわれが歴史のなかから学ぶべきことは何か
著者等紹介
渡部昇一[ワタナベショウイチ]
昭和5年、山形県生まれ。上智大学大学院修士課程修了。ドイツ、イギリスに留学後、母校で教鞭をとるかたわら、アメリカ各地で講義。上智大学教授を経て、上智大学名誉教授。Dr.phil.(1958)、Dr.phil.h.c.(1994)。専門の英語学だけでなく、歴史、哲学、人生論など、執筆ジャンルは幅広い。昭和51年、第24回日本エッセイストクラブ賞。昭和60年、第1回正論大賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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金吾
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