出版社内容情報
面白くてためになる!『福翁自伝』の解説書。
日本一その名と顔を知られた男、福沢諭吉。その豪快で魅力的な人柄や人生を伝える『福翁自伝』を読む、初めての解説書が誕生!
諭吉の流儀――本書の題名は、自伝中の一節、「私は私の流儀を守って生涯このまま変えずに終わることであろう」によっています。福沢諭吉が生涯変えずにいた流儀とはいったい何なのか、それはこの本の中で明かされることになります。(まえがきより)
▼日本一顔と名前を知られた男、福沢諭吉。その爽快で力強い生涯をご存知だろうか?
▼悪さありいたずらありの幼少期から、笑いと学びに満ちた青年期、日本のキーパーソンとなった壮年期、そして、かけ抜けた人生をふり返り「愉快なことばかりであるが、人間の欲には際限のないもので、不平をいえばまだまだいくらもある」と話した老年期まで、人を惹きつけるエピソードがつまっている。
▼そんな福沢諭吉が自らの人生を語り本になったのが、『福翁自伝』である。これまでは新訳を読むことでしか触れられなかったこの名著の、初めての解説本が『諭吉の流儀』である。福沢諭吉の人となり、そして魅力がつまった一冊。
●まえがき ――この本の使い方
●例言
●第I部 頼むべきはただ自家の才力あるのみ
●第II部 高尚の理は卑近のところにあり
●第III部 文明の政治には六つの要訣あり
●第IV部 政府は国民の公心を代表するものなり
●第V部 須く他人を助けて独立せしむべし
●あとがき ――福沢諭吉の学び方
●参考文献
●年譜
●人名索引
内容説明
不況を乗り越えるヒントも、青春の過ごし方も、福沢翁がすべて教えてくれる。面白くてためになる、名著『福翁自伝』はじめての解説書。福沢諭吉が生涯変えずにいた流儀とはいったい何なのか、知られているようで実は知られていない諭吉の一生をたどる。
目次
第1部 頼むべきはただ自家の才力あるのみ(幼少の時;長崎遊学;大阪修業)
第2部 高尚の理は卑近のところにあり(緒方の塾風;大阪を去って江戸に行く;初めてアメリカに渡る)
第3部 文明の政治には六つの要訣あり(ヨーロッパ各国に行く;攘夷論;再度米国行)
第4部 政府は国民の公心を代表するものなり(王政維新;暗殺の心配;雑記)
第5部 須く他人を助けて独立せしむべし(一身一家経済の由来;品行家風;老余の半生)
著者等紹介
平山洋[ヒラヤマヨウ]
1961年神奈川県生まれ。1986年慶應義塾大学文学部哲学科卒業。1992年東北大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。現在、静岡県立大学国際関係学部助教(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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