出版社内容情報
日露双方から称えられた英傑・広瀬武夫の生涯。
日露戦争の旅順口閉塞作戦に散った海軍中佐・広瀬武夫。軍神となった男の人間味あふれる「素顔」を、丹念に描いた渾身の力作評伝小説。
この2009年11月から、足かけ3年にわたるNHKのスペシャルドラマ「坂の上の雲」の放送がスタートする。秋山好古・真之兄弟、正岡子規らの主人公を軸に、明治を生きた若者たちの青春群像が描かれるという。
▼その群像のなかで、ひときわ人気が高いのが、海軍中佐・広瀬武夫だ。しかしその知名度に比べ、これまで小説の主人公として描かれることも少なく、その人生の全体像が広く読者に知られているとは言いがたい。
▼本書は、豊後国竹田町(大分県竹田市)に生まれ、日本海軍で頭角を現わし、ロシアで人々の敬愛を受けた真の国際人・広瀬武夫の、血の通った「真実」の姿を描き出す。日露対立という戦局の波に翻弄されたペテルブルクの恋、日本で初めて「軍神」として神格化されることになった日露戦争・旅順口閉塞作戦での壮絶な最期……。
▼今日でも人々を魅了してやまない、「海のサムライ」広瀬武夫の36年の鮮烈な生涯を活写した力作評伝小説!
●第1章 聖ペテロの街
●第2章 飛翔の鷹
●第3章 柔道バカ
●第4章 甲板士官(デッキ・オフィサル)
●第5章 航南私記
●第6章 ロシア留学
●第7章 ヴォルガ悠々
●第8章 温かな人びと
●第9章 秋山との誓い
●第10章 ペテルブルクのAmour(恋)
●第11章 荒城の月
●第12章 別れのとき
●第13章 シベリア横断
●第14章 日露衝突
●第15章 旅順の陲
●第16章 ウラルの風になって
●第17章 葬送
●広瀬武夫・略年表
●あとがき
●【協力者一覧】
●【引用・参考文献】
内容説明
大分・竹田に生まれ、日本海軍で頭角を現わし、ロシアで人々の敬愛を受けた「真の国際人」。日露戦争で勇名を馳せた伝説の海軍中佐の「真実」の姿を活写した力作評伝小説。
著者等紹介
櫻田啓[サクラダケイ]
1947年(昭和22)、大分県生まれ。専修大学法学部卒業。警視庁に32年間奉職ののち出版社編集部を経て、現在、警察研修社代表取締役(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かおりんご
Cinejazz