出版社内容情報
戦わずに勝つ方法の極意とは。
敵を包囲する時には完全に包囲してはいけない。必ずどこかに逃げ道を与えよ。中国最古の兵法書にして、人間関係、処世哲学などを説く。
『孫子』13篇は、紀元前六~五世紀頃にかけて成立した国最古のすぐれた兵法書であり、「孫子の兵法」は、単に戦争における戦略メカニズムを説いた指南書だけではなく、戦争という現象の底に横たわる人間をじっくり考察している。つまり、人生を勝ち抜くためのヒントであり、この教えを活用すれば仕事も人間関係も恋愛も、プラスの結果を引き出すことができるだろう。ただし『孫子』自体、その記述は極めて簡単で、そのために難解な箇所も少なくない。そこで本書では、心理学的な解説とともに、『三国志』の英雄、曹操・諸葛孔明、織田信長、「風林火山」の武田信玄、そして、皇帝ナポレオンなど古今東西の戦史の中からふさわしい実戦例を引用。「相手を追いつめすぎるな。(窮鼠猫を咬む)」「相手の強いところを避けて、隙をつく」「相手がそう動かなければならないように、自然にそこへ追い込む」。人生の戦略立案のための永久不滅の古典。
●序説
●第一章 始計篇
●第二章 作戦篇
●第三章 謀攻篇
●第四章 軍形篇
●第五章 兵勢篇
●第六章 虚実篇
●第七章 軍争篇
●第八章 九変篇
●第九章 行軍篇
●第十章 地形篇
●第十一章 九地篇
●第十二章 火攻篇
●第十三章 用間篇
●(付)孫子の「人事管理法」
内容説明
相手の強いところを避けて隙をつけ!戦略立案のための永久不滅の古典。ビジネスに人間関係にすぐに使える“勝ち抜くためのヒント”。
目次
始計篇
作戦篇
謀攻篇
軍形篇
兵勢篇
虚実篇
軍争篇
九変篇
行軍篇
地形篇
九地篇
火攻篇
用間篇
著者等紹介
村山孚[ムラヤママコト]
1920年、新潟県生まれ。中国古典関係ほか、近年は体験的老人問題などの著述にもたずさわる。徳間書店出版局長、日本生産性本部出版部長などを歴任。中国の月刊誌『人民中国』顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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