出版社内容情報
豊富な事例で特許・知的所有権の実際を説く。
これはモノマネ? 問題なし? 素人にはなかなか判断のつかない特許・知的所有権のグレーゾーンを、豊富な事例とともに明快に解説。
「商品のモノマネ=悪いこと」と思っている人は多いだろう。
▼また、自社の商品が他社のマネだとして訴えられるのではと、戦々恐々としている人もいるはずだ。
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▼だが本来、モノマネは原則自由なのである。
▼ただし、“ルール”を知って、という前提がある。つまり、まずは知的財産に関する法律を理解する必要があるのだ。
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▼本書は、アイデア、デザイン、ブランド、著作物などについて、様々な判例をもとに、
▼「やってもいいモノマネ、やってはならないモノマネ」
▼の見分け方を具体的に紹介しつつ、これだけは知っておきたい特許・知的財産権の知識をわかりやすく解説する。
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▼一見ダメに思えても、実はOKな例。
▼どこまでが「類似」で、どこから「非類似」になるかの例。
▼認められる商標と、認められない商標。
▼そして、本当にやってはいけないモノマネの例など、数々の事例を紹介していく。
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▼商品開発者はもちろん、営業や法務など「商品」に関わるあらゆる人必読の一冊!
【第1部】モノマネ繁盛論 ~善玉モノマネが儲けを生み出す! 【第2部】事例で解説する善玉モノマネ、悪玉モノマネ
●第1章 「アイデア」をモノマネするルール
●第2章 「デザイン」をモノマネするルール
●第3章 「ブランドや著作物」をモノマネするルール
●第4章 「禁止されるモノマネ」のルール 【第3部】知的財産制度の基礎知識
内容説明
「商品のモノマネ=悪いこと」はウソである。モノマネは原則自由。ただし、“ルール”を知って、という前提がある。まずは知的財産に関する法律を理解する必要があるのだ。アイデア、デザイン、ブランド、著作物―様々な判例をもとに「やっていいモノマネ、やってはならないモノマネ」の見分け方や、これだけは知っておきたい特許・知的財産権の知識をわかりやすく解説。
目次
第1部 モノマネ繁盛論―善玉モノマネが儲けを生み出す!(モノマネなくして商売繁盛はなし!;過去の特許事例に学ぶモノマネ攻防戦;知的財産立国を目指す日本)
第2部 事例で解説する善玉モノマネ、悪玉モノマネ(「アイデア」をモノマネするルール;「デザイン」をモノマネするルール;「ブランドや著作物」をモノマネするルール;「禁止されるモノマネ」のルール;氷見うどん事件)
第3部 知的財産制度の基礎知識(知的財産制度の予備知識;特許の出願前にこれだけは知っておこう;特許をとるまでの手順;特許にはどんな力があるのか;特許の仲間たち―「実用新案」「意匠」「商標」;外国にまつわる知的財産知識)
著者等紹介
辻本一義[ツジモトカズヨシ]
辻本法律特許事務所会長。弁理士/関西大学客員教授・山口大学客員教授。昭和46年辻本特許事務所(平成17年に辻本法律特許事務所に名称変更)を開設。以後、弁理士会特許制度運用協議委員、意匠委員、商標委員、司法制度対策委員等各種委員を歴任。特許・知的財産に関する著書多数。平成13年黄綬褒章受章
辻本希世士[ツジモトキヨシ]
辻本法律特許事務所所長。弁護士/弁理士/ニューヨーク州弁護士。山口大学客員教授。大手門学院大学非常勤講師。中小企業基盤整備機構事業承継コーディネーター。平成15年副所長として辻本特許事務所に入所。知的財産法全般(特に訴訟業務)、その他、民事、商事、金融、倒産、不動産等の法律業務全般を扱う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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