出版社内容情報
現行のNPOの問題点と改善策を示した書。
NPOという造語を生み出した政治家が語る、いまのNPOの欠点とは? 雇用を創出し経済を活性化させる真のNPOのあり方を説く!
98年に「特定非営利活動促進法」が施行され、この10年間で3万を超える特定非営利活動法人(いわゆるNPO)が誕生した。しかし、寄付税制の不備など法律的な欠陥を抱えているため、とてもNPOとは呼べないと著者は指摘する。
▼事実、日本のNPOの多くは、国や地方自治体からの事業収入や補助金、報酬に頼っているため、彼らの下請け的存在になりがちだ。事業収入が500万円未満のNPOが7割以上にのぼり、有給スタッフはわずか2割、残りの8割の人が手弁当で活動を支えている。いわば、善意のボランティアで社会貢献や町おこし、福祉、環境保全に取り組んでいるのが現状だ。
▼しかし、本来のNPOは、「行政」「民間企業」と三権分立の対場にある自立した組織にならなければいけないと著者はいう。それによって若者やフリーターの働き場所を提供できるし、ニートやひきこもりの受け皿にもなるという。新しい社会のあり方を示す緊急提言の書。
●プロローグ 未曾有の危機に直面して、日本を元気にするのはNPOだ
●第1章 NPOってなんだろう?
●第2章 いま、なぜNPOなのか
●第3章 ポリシーオルタネイティブの可能性とNPO
●第4章 コミュニティ財団という一つの可能性
●第5章 特活法人の現実とやりがい
●エピローグ Wake up Japan! 日本本来の姿への回帰
●補足資料 …一般法人、新公益法人になるには(特活法人になるには)
内容説明
自己実現が図れる理想の職場、それが本来のNPOである!閉塞感極まる日本。誰も責任をとらない世知辛い日本。ならば、どうすればよいのか?その答えのひとつがNPOだ。「NPO」という造語の生みの親である著者が示す、これからのおおらかな日本のかたち。
目次
プロローグ 未曾有の危機に直面して、日本を元気にするのはNPOだ
第1章 NPOってなんだろう?
第2章 いま、なぜNPOなのか
第3章 ポリシーオルタネイティブの可能性とNPO
第4章 コミュニティ財団という一つの可能性
第5章 特活法人の現実とやりがい
エピローグ Wake up Japan!日本本来の姿への回帰
補足資料 一般法人、新公益法人になるには(特活法人になるには)
著者等紹介
市村浩一郎[イチムラコウイチロウ]
1964年7月生まれ。1988年、一橋大学卒業。財団法人松下政経塾9期生。1993年に卒業後、日本新党に参画し、細川政権時代に政策審議室事務局長。1996年より3年間、阪神・淡路大震災復興関連NPO基金の運営責任者としてNPO等支援。1999年9月より民主党に参画。2003年11月、衆議院議員初当選(兵庫6区=伊丹市、川西市、宝塚市)。2005年9月再選。現在2期目(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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