出版社内容情報
世界恐慌の原因と、これからの展望を説く。
なぜ、最新の金融理論は破綻したのか? そして今後、金融のルールはどう変わっていくのか? ファイナンスのプロがその本質を説く。
サブプライムローン問題を契機にした「世界同時経済崩壊」。
▼この大事件により、世界の金融秩序は大きな転換を迫られることになった……。
▼
▼本書は、そのパラダイムシフトの詳細を「金融ルール」という観点からやさしく解き明かすもの。
▼サブプライム危機を基準に、
▼「今までのルールとはどういうものだったのか?」
▼「世界同時金融危機の際に、いったい何が起きたのか?」
▼「それはなぜ起きたのか?」
▼「そして、これからの金融ルールはどうなっていくのか?」
▼を順序だてて説いていく。
▼
▼レバレッジ、証券化、格付け、ヘッジ・ファンドなどのキーワードをわかりやすく解説するとともに、CDO、クレジット・デリバティブといった、一般の人の目に触れることは少ないが、金融危機に大きな役割を果たした要素についても解説。
▼
▼これ一冊で「金融ルール」の過去、現在、未来がわかる。
●プロローグ ――ディレバレッジな時代へ
[第1部]金融危機を作り出した理論の正体
●第1章 レバレッジ ――金融危機の元凶?
●第2章 証券化 ――権利を流通させる仕組み
●第3章 不動産金融 ――“算数”を使って不動産を捉える
●第4章 ヘッジ・ファンド ――どんな市場でも儲けようとする
●第5章 プライベート・エクイティ ――非公開、非上場企業への投資
●第6章 格付け ――実は“意見”に過ぎない
●第7章 クレジット・デリバテイブ ――倒産したら得をする?
●第8章 自己資本規制 ――銀行は資産を無限に増やせない
[第2部]レバレッジ金融秩序の崩壊
●第1章 “サブプライム問題”のあらまし
●第2章 CDOの盛衰 ――サブプライム問題増幅のメカニズム
●第3章 大手投資銀行の誤算 ――在庫型ビジネスが仇に
●第4章 モノラインの自滅 ――“投資適格”の幻想
●第5章 SIVを襲った危機
●第6章 プライベート・エクイティの蹉跌
●第7章 日本はどの程度金融危機の影響を受けるか
[第3部]新しい金融秩序にどう対応するか
●0章 新・金融秩序とディレバレッジ
●第1章 これからの企業金融のすがた
●第2章 家計の運営はどうしたらいいか
●第3章 金融市場はどう変化していくのか
●第4章 金融機関経営はどうなるか
●第5章 不動産市場とプライベート・エクイティの今後
●第6章 政策レベルでなにができるか
●エピローグ ――回復ではない、新しい秩序へ
●【巻末資料】略語一覧表
内容説明
サブプライムローン問題を契機にした「世界同時経済崩壊」によって起こった金融秩序の大転換。本書は、そのパラダイムシフトの詳細を「金融ルール」という視点でやさしく解き明かす。サブプライム危機を基準に「その時何が起こったのか?」「それはなぜ起きたのか?」「そしてこれからの金融ルールはどうなっていくのか?」を、レバレッジ、証券化、格付けなどのキーワードを絡めて解説。これ一冊で「金融ルール」の過去、現在、未来がわかる。
目次
第1部 金融危機を作り出した理論の正体(レバレッジ―金融危機の元凶?;証券化―権利を流通させる仕組み;不動産金融―“算数”を使って不動産を捉える ほか)
第2部 レバレッジ金融秩序の崩壊(“サブプライム問題”のあらまし;CDOの盛衰―サブプライム問題増幅のメカニズム;大手投資銀行の誤算―在庫型ビジネスが仇に ほか)
第3部 新しい金融秩序にどう対応するか(新・金融秩序とディレバレッジ;これからの企業金融のすがた;家計の運営はどうしたらいいか ほか)
著者等紹介
永野良佑[ナガノリョウスケ]
金融アナリスト。外資系金融機関でデリバティブを駆使した金融商品の開発等に長期間従事。執筆・講演活動のほか、通信教育教材の作成など金融教育にも高い関心を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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