PHP新書<br> 友だち不信社会―「となりのウワサ」が怖い

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友だち不信社会―「となりのウワサ」が怖い

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  • サイズ 新書判/ページ数 191p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569708287
  • NDC分類 361.45
  • Cコード C0237

出版社内容情報

当事者の心を蝕む「たかがウワサ」の真の恐怖。

ネット上で自分が何を言われているか不安でしょうがない。友人にさえ疑心暗鬼になり、当事者の心を蝕んでいく現代的ウワサの真の恐怖。

もしかしたら、嫌われているかもしれない……うまくいっているはずの人間関係が、無性に怖くなることはないですか?

▼友人や同僚が携帯電話を手に笑っている。近寄ると「何でもないよ」と煙に巻かれる……。インターネットの普及によって、知らないところで自分の悪口が囁かれているかもしれないと疑心暗鬼になる私たち。「気にするな」と言われても、だれが何を書き込んでいるか不安で、サイトやメールを見ずにはいられない。周りの視線、笑い声、着信音。「たかがウワサ」のはずなのに胃が痛い……。

▼いじめや誹謗中傷などの攻撃手段と化し、心を蝕むウワサの真の恐怖。学校と職場の事例から子ども・大人それぞれの人間心理を読み解く。心を病まないための対策マニュアルも紹介する。

▼【目次】第1章:恐怖のウワサ話/第2章:ウワサの真相/第3章:なぜ、人はウワサを流すのか/第4章:心の病にならないためのウワサ対策マニュアル/終章:友だち不信社会

●はじめに 
●第1章 恐怖のウワサ話 
●第2章 ウワサの真相 
●第3章 なぜ、人はウワサを流すのか 
●第4章 心の病にならないためのウワサ対策マニュアル 
●終章 友だち不信社会 
●おわりに

内容説明

友人や同僚が携帯電話を手に笑っている。近寄ると「何でもないよ」と煙に巻かれる…。インターネットの普及によって、知らないところで自分の悪口が囁かれているかもしれないと疑心暗鬼になる私たち。「気にするな」と言われても、だれが何を書き込んでいるか不安で、サイトやメールを見ずにはいられない。周りの視線、笑い声、着信音。「たかがウワサ」のはずなのに胃が痛い…。いじめや誹謗中傷などの攻撃手段と化し、心を蝕むウワサの真の恐怖。学校と職場の事例から子ども・大人それぞれの人間心理と対策を説く。

目次

第1章 恐怖のウワサ話(事例1・子ども社会のウワサ―いじめの手段にしたケース;2 事例2・大人社会のウワサ―自己防衛に使ったケース)
第2章 ウワサの真相(子ども社会のウワサに潜む五つの謎;大人社会のウワサが誹謗中傷に発展した理由)
第3章 なぜ、人はウワサを流すのか(ウワサを発信する心理、広める心理;ウワサとネットいじめ ほか)
第4章 心の病にならないためのウワサ対策マニュアル(ネットいじめの兆候を見抜く;わが子が被害者になったら、どうするか ほか)
終章 友だち不信社会

著者等紹介

山脇由貴子[ヤマワキユキコ]
1969年東京都生まれ。東京都児童相談所・心理司。横浜市立大学心理学専攻卒業。いじめ、虐待、家庭崩壊など子どもをめぐる諸問題にかかわり、年間100家族以上の相談や治療を受け持つ臨床家。ストリートチルドレンが急増するヴェトナム政府からの依頼で児童相談所のスタッフ養成にかかわるなど、国内外を問わず幅広い活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まっ黒大魔王

4
事例は良い例として使える。だが、その後の論拠がさっぱり。ほんとに心理学部卒なのか?これで卒論書けたのだろうか?具体的な解決策もないみたいだし、当たり障りのないことしか書いてない。論じた意味がない気がする。参考になるかもだけど、あまり役には立たない作品。2012/12/16

たこやき

4
イジメを受けている子供に、どう親が接すべきか、辺りについては納得。ただ、全体的に乱暴に断言する物言いが多くて「?」な部分が多い。また、「ネットという非現実世界、学校やクラスという現実世界」といった二分論も気になる。著者が「事例」としてあげているものも現実世界の延長がネットで起こっているとしか思えないのだが……。対処の「ネットは法的に、対面は人間関係見直しを」って……学校などの閉鎖空間では人間関係の見直しが難しいから問題なのでは? 全体的に「?」な部分が多かった2010/09/12

hiro

4
大人も子供も何らかのスケープゴートを目指してイジメを行う。インターネットは加速度的に攻撃力と拡散力を後方支援している、と説く。イジメ自体を肯定するつもりはないが昔からあった話であり、仲間内の内緒話がツールとして携帯やメールに変わっただけで、本質は変化していないと思うのだが、インターネットの負の側面ばかり強調されているのが気になった。流し読みで。2010/04/15

Tomochum

3
著者の思い込み熱弁聞かされてるみたいで疲れた。「こういう事例があったとして」「きっとこうだから」「こうなるはずで」「こう思う」。当事者の声が見えてこない。2011/10/14

Humbaba

3
社会が上手く回るためには,敵がいることが最も効率的になる.仮に外部に敵を見出すことが出来なければ,その矛先は内部へと向かう.例え本人に非がないとしても,一度標的にされてしまえばそこから抜け出すのは非常に困難である.2011/01/26

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