出版社内容情報
老いと病との理想的な付き合い方とは?
井深大、本田宗一郎、松下幸之助の晩年の凄さを知る著者が、老いるだけではもったいないと、老いと病との理想的な付き合い方を提案。
「渥美、おまえも『お茶の水博士』のモデルなんだぞ」
▼著者は、ある年のクラス会で手塚治虫にそう言われた。13歳で知り合い、お互い医学の道へ進むことによって、その付き合いは半世紀近くつづいた。
▼その手塚が20年前、ガンで逝ってしまった。老いる時間を持たずに……。
▼本書は、ガンと向き合う人生について、また、近代の西洋医学だけで人の身体を診るのではなく、さまざまな伝統療法や東洋医学など、「医」を統合して人を診る「統合医療」の重要性を説くとともに、この新しい分野の医学の促進に残りの力をそそごうと思うきっかけとなった、本田宗一郎氏、井深大氏、松下幸之助氏の晩年の凄さから学んだこと、老いと病との理想的な付き合い方を提案。
▼個人という「鍵穴」に合う「鍵」は、あらゆる医療のなかに潜んでいる。老いと上手に付き合うために、老い生きやすくするために、「統合医療」という広範囲にわたるこの医療に注目していただきたい。
●プロローグ 「老い方」の上手な人
●第一章 ガンとどう向き合うか
●第二章 多彩な友人たちに囲まれて
●第三章 私が描いた三つの夢
●第四章 老いてなお、柔軟に生きる
●第五章 最先端医学から「統合医療」へ
●第六章 「統合医療」は第四の革命
●第七章 二十一世紀の医療、そして老人学
内容説明
井深大、本田宗一郎、松下幸之助の晩年の凄さを知る著者が提案。老いるだけではもったいない。
目次
プロローグ 「老い方」の上手な人
第1章 ガンとどう向き合うか
第2章 多彩な友人たちに囲まれて
第3章 私が描いた三つの夢
第4章 老いてなお、柔軟に生きる
第5章 最先端医学から「統合医療」へ
第6章 「統合医療」は第四の革命
第7章 二十一世紀の医療、そして老人学
著者等紹介
渥美和彦[アツミカズヒコ]
昭和3年、大阪生まれ。東京大学医学部卒業後、心臓外科を専攻し、人工臓器、レーザー、医用コンピュータなど医用工学の研究に従事。東京大学医学部医用電子研究施設助教授、教授、施設長を歴任し、平成元年、退官。東京大学名誉教授。その後、鈴鹿医療科学大学学長、日本学術会議会員、同会議第7部長を経て、平成10年、日本代替・相補・伝統医療連合会議(JACT)を設立。平成13年、日本統合医療学会を設立し、平成20年末、JACTを統合、理事長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。