出版社内容情報
何が原因で自動車が急に売れなくなったのか?
国内外を問わず、赤字決算が続出し、人員削減を余儀なくされている自動車メーカー。なぜ、急にクルマは売れなくなってしまったのか?
米国のサブプライム問題に端を発し、大手証券会社リーマン・ブラザーズの破綻や、GM、フォード、クライスラーのビッグスリーが政府支援を要請するなど、100年に一度の不況といわれる昨今。とくに、影響が大きいとされる自動車業界では、日本でも工場の操業停止、人員削減などが大きな社会問題となっている。史上空前の黒字から一転、赤字への転落を免れないトヨタ自動車をはじめ、自動車業界主要10社中8社が赤字決算との見通しがある。
▼なぜ、自動車は突然売れなくなったのか?
▼原因は「原油高」「リーマン・ショック」だけなのか?
▼現在直面している不況の原因と状況を整理し、国内や世界の自動車産業を分析。
▼「危機」の真相を読み、未来への展望を描く。
●第一章 「百年に一度」の大不況
●第二章 巨大市場アメリカの苦悩
●第三章 岐路に立つ国内販売市場
●第四章 生き残り競争に勝てるか?
●第五章 自動車産業の未来
内容説明
自動車の販売台数激減は、世界同時不況だけが原因ではない!ビッグスリーはなぜ凋落した?トヨタの不調で日本経済は大丈夫か?「危機」の真相を読み、未来への展望を描く。
目次
第1章 「百年に一度」の大不況(「負の連鎖」が日本経済を直撃;予想を超えた経営環境の悪化 ほか)
第2章 巨大市場アメリカの苦悩(GMは国家なり;異変の年 ほか)
第3章 岐路に立つ国内販売市場(「ドル箱」の米国市場;「下方修正」続発の日本車メーカー ほか)
第4章 生き残り競争に勝てるか?(大胆な改革が必要な時期;欧州の自動車事情 ほか)
第5章 自動車産業の未来(「ポスト京都議定書」の行方;時代はクリーンエンジンへ ほか)
著者等紹介
小宮和行[コミヤカズユキ]
雑誌『財界』編集部を経て、フリージャーナリストとして独立。人物評論、人物評伝、精神風土の研究など、企業経営ものに健筆を振るい、欧米・アジア・中近東・中南米など海外での取材活動も豊富。自動車、電機、商社、食品、石油などの業界に多彩なネットワークを構築(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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