PHP新書<br> メジャーリーグのWBC世界戦略―六〇〇〇億円ビジネスのからくり

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メジャーリーグのWBC世界戦略―六〇〇〇億円ビジネスのからくり

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  • サイズ B40判/ページ数 217p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569707945
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0230

出版社内容情報

メジャーリーグの新しいビジネスモデルを解説。

メジャーリーグはいかにして21世紀型ビジネスモデルを創出したか? 年商6000億円という超一流企業のハウツーを分析し紹介する。

近年ベースボールの競争相手は格段に増えた。他のプロ・スポーツばかりではない。映画、テレビ、インターネット、ゲーム……リビングで野球中継にチャンネルを合わせてもらう以上に、スタジアムに足を運んでもらうのは、一筋縄ではいかなくなったのだ。しかし、メジャーリーグ(MLB)は、古い体質にメスを入れ、新たなビジネスモデルづくりに取り組み、その結果、成功した。その試みの一つが、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)なのである。だから日本のWBC二連覇を、いちばん喜んでいるのは、WBC主催者のMLBかもしれない。日本がWBCで熱狂するほど、巨額の利益が転がり込む仕組みだからである。収益倍増でいまや年商六〇〇〇億円に達したMLBの国際化戦略とは? どうすれば松坂投手に一二〇億円を出して収益を得ることができるのか? ビジネス・スキーム、人事、人心掌握術、マーケティングなどの観点からメジャーリーグを徹底分析。

●第一章 マネジメント ――メジャーの二一世紀型ビジネス戦略 
●第二章 マーケティング ――金融不況に打ち勝つスキーム 
●第三章 ブランディング ――黄金の国ジパング 
●第四章 ストラテジー ――アジア市場を開拓せよ 
●第五章 トレンド ――メジャーの格差社会 

内容説明

日本のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)二連覇を、いちばん喜んでいるのは、WBC主催者のメジャーリーグかもしれない。なぜなら日本がWBCで熱狂するほど、メジャーリーグに巨額の利益が転がり込む仕組みだからである。新しいビジネスモデルが功を奏し、収益倍増でいまや年商六〇〇〇億円に達したメジャーリーグの国際化戦略とは?どうすれば松坂投手に一二〇億円を出して収益を上げることができるのか?ビジネス・スキーム、人事、人心掌握術、マーケティングなどの観点からメジャーリーグを徹底分析。

目次

第1章 マネジメント―メジャーの二一世紀型ビジネス戦略(年間六〇〇〇億円を売り上げるMLB;生き残りをかけたWBC戦略;史上最大の球宴は最高のビジネスチャンス;誰がメジャーの球団を買うのか?;既存の概念を超えた新時代のオーナー像)
第2章 マーケティング―金融不況に打ち克つスキーム(もはや国民的娯楽とは言えなくなった;自前の放送局を傘下に置くビジネスモデル;お金がなくてもヤンキースに勝つ方法)
第3章 ブランディング―黄金の国ジパング(日本人メジャーリーガーは「助っ人外国人」;高騰するダルビッシュ株;日本球界はメジャーの二軍なのか?;福留孝介はカブスを救えるか?;松坂大輔には一二〇億の価値があった)
第4章 ストラテジー―アジア市場を開拓せよ(メジャーの扉を開いた野茂英雄;すさまじかった野茂の経済効果;野茂“任意引退”の功罪;北京五輪は最大のショーケース;メジャーはなぜアジアを目指すのか)
第5章 トレンド―メジャーの格差社会(世界最強の球団経営はファミリービジネス;メジャー年俸闘争の現在・過去・未来;日本プロ野球の断末魔)

著者等紹介

古内義明[フルウチヨシアキ]
1968年生まれ。立教大学法学部卒業。在学中は体育会硬式野球部に所属。ニューヨーク市立大学大学院修士課程スポーツ経営学科修了。ニューヨークを拠点にメジャー関係者に独自の人脈と情報網を確立。“アメリカ発の視点”に立ち、新聞や雑誌に寄稿。テレビやラジオのコメンテーターや、番組の企画・構成等で、“メジャーの空気”を日本に伝える。また大学や専門学校で、アメリカのスポーツビジネス論等のテーマで講義もしている。日本におけるメジャーリーグ取材の第一人者(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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みどるん

1
WBCについてはほとんど触れられておらず、日米の野球機構の構造の違いと問題点のような内容。やっぱりMLBとはスケールが違うしNPBの体質から言って関税障壁になるポスティングに頼らなくてはTPP問題の農業のように日本野球が空洞化してしまうのは間違いない。フリードマンの主張のように放っておいて廃れるのならばそれも仕方ないのかも。2013/06/12

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