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日本経済・絶望の先にある希望―「大デフレ」「悪性インフレ」を超えて

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  • サイズ B6判/ページ数 217p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784569707938
  • NDC分類 332.107
  • Cコード C0030

出版社内容情報

大デフレの次は、悪性インフレの到来か――。

大量の輸出、膨大な赤字財政による経済の引き上げが限界を迎えたいま、我々を待ち受けるのは「絶望」か――。日本経済への最後通牒。

大デフレの中で我々は次の準備をしなければならない。インフレ対策である。それも悪性インフレを想定せざるをえない。それはまずアメリカをはじめとする世界の多くの国々で起きると思われる。それが我が国へ波及するまでにはかなりの期間が掛かるであろう。そのうちに我が国独自のインフレ要因が出てくる。

▼世界経済が急落する前に我が国で財政改革を断行し、国債残高を大至急に削減するべきであった。残念ながら、それが遅れに遅れており、大変な経済状況になってきた。しかし、我々は将来の国民のことを考えなければならない。我々がつくった借金は我々が返済する義務を負っているからである。

▼ここまで追い詰められていながらも、なお必要な施策を実現しなければならないのは悲劇である。この悲劇を絶望的と受け取る人もいるかもしれない。しかし、これは「絶望」の先にある「希望」に辿り着くために我々が避けて通れない道である。(「はじめに」より抜粋)

●第一章 末期的な経済 
●第二章 幻想が支えた世界の経済 
●第三章 日本経済は崩落の危機 
●第四章 激動への対応 
●第五章 経済大変動時代への備えを固めよ

目次

第1章 末期的な経済(崩落する世界経済;時代の流れに翻弄される個人;高度成長経済から成長なき経済へ;困難なデフレ経済からの脱却)
第2章 幻想が支えた世界の経済(アメリカの膨大な貿易赤字;景気振興策の罠;アメリカへ流入する膨大な余剰資金)
第3章 日本経済は崩落の危機(下落するドル;供給力の減退;必要な財政の大改革)
第4章 激動への対応(財政改革の影響は深刻;将来の国民を救えるのは我々しかいない;将来のインフレに警戒を)
第5章 経済大変動時代への備えを固めよ(国家の形を決めるのは国民;経営者の決断と実行力が企業を救う;個人で激動に対処するには)

著者等紹介

水谷研治[ミズタニケンジ]
東京福祉大学大学院教授、経済学博士。1933年、名古屋市で出生。1956年、名古屋大学経済学部を卒業。東海銀行(現、三菱東京UFJ銀行)へ。経済企画庁、シティ銀行(ニューヨーク)へ出向。清水、秋葉原、八重洲、ニューヨークの各支店長、調査部長、専務取締役を歴任。1989年、経済学博士(名古屋大学)。1993年、(株)東海総合研究所(現、三菱UFJリサーチ&コンサルティング(株))へ。代表取締役社長、同会長、理事長を歴任。1999年、中京大学へ。経済学研究科長、MBAビジネス・イノベーション研究科長を歴任。2008年、東京福祉大学へ。中京大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

TANAKANOKOUKI

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かなり悲観的なことのように見えるが、言ってることは至極ごもっともなこと。 今は低成長で平常時にみえるが、異常な金融緩和に支えられた異常な好景気、本来の姿とは程遠い。 これからは財政を緊縮化しないと大変なことになる、財政緊縮には相当な痛みを伴うが、それに耐えねばならぬと。 そして勤勉で優秀な我が国民は自己防衛のためにも日々研鑽と資質を磨かねばならぬと。 内容や中身について異論反論等ありませんが、繰り返し同じことを何度も述べられており、少し長すぎる気がするため、星3つにさせて頂きました。2017/07/30

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