出版社内容情報
日々、美しく強く生きるヒントを紹介する。
大峯千日回峰行を満行した著者が、もっとも大切にしている「わがままな心をおさめ、心を込めて生きる」という心得を、やさしく説く。
著者は、吉野・金峯山寺1300年の歴史の中で2人目となる大峯千日回峰行満行を果たした大阿闍梨である。大峯千日回峰行は、1日48キロの山道を16時間かけて年間4ヵ月、定められた期間に吉野山から大峯山までを往復するという、9年もかかる修行である。一旦、どんなことがあっても、途中でやめることはできない。もし万が一これ以上行が続けられないと自己判断したときは、所持している短刀で腹を切って行を終えなければならないという、厳しい掟がある。
▼本書は、そうした超人的修行を成し遂げた塩沼氏が、日々をどう刻んで生きるかを、やさしく説いたものである。塩沼氏は、自身が住職をつとめる慈眼寺で、毎週日曜日の護摩のあとに法話を行うが、本書は、そこでの話を土台にしてまとめられたものである。
▼人生とは何か、生きるとは何かということが、難行苦行を超えた著者の言葉から明らかにされる。
●第一章 心の殻を突き破る
●第二章 人と人、心と心をつなぐ
●第三章 みずからを省みる
●第四章 ぶれない心で生きる
目次
第1章 心の殻を突き破る(心を込めて人生を刻む;わがままな心と向き合う ほか)
第2章 人と人、心と心をつなぐ(厳しい師匠や先輩も人の縁;親の心をもって人を育てる ほか)
第3章 みずからを省みる(当たり前のことを当たり前にやる;人を責める前にわが振りを直す ほか)
第4章 ぶれない心で生きる(根気よく丁寧に心を育てる;生かされていることに感謝する ほか)
著者等紹介
塩沼亮潤[シオヌマリョウジュン]
1968年仙台市生まれ。1986年東北高校卒業。1987年吉野山金峯山寺で出家得度。1991年大峯百日回峰行満行。1999年大峯千日回峰行満行。2000年四無行満行。2006年八千枚大護摩供満行。現在、仙台市秋保・慈眼寺住職。大峯千日回峰行大行満大阿闍梨(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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