「史記」の人生訓―司馬遷の世界にみる処世の知恵

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B40判/ページ数 316p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784569707662
  • NDC分類 222.03
  • Cコード C0030

出版社内容情報

『史記』を記した司馬遷の世界・処世の知恵。

紀元前八世紀から春秋戦国時代までを記した歴史書『史記』。本書はそこに描かれたさまざまな人間の生き方から、乱世に処する知恵を学ぶ。

『史記』は、司馬遷が編纂した歴史書ではあるが、その実、人間の生き方と乱世に処する知恵がつまっている。扱われている時代は、三皇伝説、五帝伝説から始まり、夏王朝、殷王朝、周王朝、春秋時代、戦国時代、秦帝国、漢帝国。また「太公望」、「始皇帝」、天下を争った「項羽」と「劉邦」、股くぐりの「韓信」などの政治家・軍人、「老子」「孔子」などの諸子百家から悪女まで、多彩な登場人物や事件によって、中国の古典思想が裏づけられている。「負けるが勝ちの天下取り」「孫子の競馬必勝法」「“グチ”と“嘆き”のちがい」「孔子の『孤高』と『処世』」「出世は身の破滅」「上役を管理する方法」「泣き方で心を見破る」「賞罰のキメ手」「『する』と『させる』」「権謀術数の心得」……など、二千数百年の時代差をこえて、われわれに多くの示唆を与えてくれる。

●序章 『史記』の魅力とは 
●第一章 歴史が磨きあげた思考法 
●第二章 乱世をどう生きてゆくか 
●第三章 人間関係にどう処するか

内容説明

「いかにして人を動かすか」「人を説得する法」「人の活かし方」から「保身の術」に至るまで―中国古典に登場する実例を処世のノウハウとして読みとる。

目次

序章 『史記』の魅力とは(人間学の百科事典)
第1章 歴史が磨きあげた思考法(曲線的思考法;二面的思考法 ほか)
第2章 乱世をどう生きてゆくか(出処進退の決断法;不遇における身の処し方 ほか)
第3章 人間関係にどう処するか(人間関係の接着剤;人の見方、活かし方 ほか)

著者等紹介

村山孚[ムラヤママコト]
1920年、新潟県生まれ。中国古典関係ほか、近年は体験的老人問題などの著述にもたずさわる。徳間書店出版局長、日本生産性本部出版部長などを歴任。中国の月刊誌『人民中国』顧問(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。