出版社内容情報
中国経済のトンデモぶりとネットの興隆を描く。
日本に帰化した知日派中国人と気鋭の経済ウオッチャーが、中国の実態とこれからのネット社会の行方を占う。対談と書き下ろしで構成。
世界同時不況下で日本経済の落ち込みやアメリカ自動車業界の苦戦、欧州企業の実質国有化などが、連日報道されている。だが、中国はそれほど痛手を負っていないような印象を受ける。果たしてそれは本当だろうか。
▼日本人は中国経済の実体をわかっていないかもしれない。なぜなら、中国当局の公表する経済数値は信頼に足るのか疑問であり、また、日本のマスコミが中国の実体を詳らかにしているとは思えないからだ。
▼本書は、日本に帰化した評論家石平氏と韓国・中国ウォッチャーの三橋貴明氏の対談と書き下ろし原稿で構成されている。共通しているのは、サブプライムローン問題後の中国経済を悲観的にとらえている点だ。また、日本のマスメディアへの不信感だ。さらに、インターネットの発達により、中国当局やマスメディアの欺瞞が日中両国で次第に暴かれはじめていることを紹介する。
▼日中の将来を見通すための不可欠な問題提起となるだろう。
[第I部]
●第1章 なぜ、中国経済が衰退するのか
●第2章 メディアは事実を正しく伝えているのか
[第II部]
●第3章 成長限界点に達した中国経済
●第4章 絶体絶命の中国経済と爆発寸前の中国社会
[第III部]
●第5章 日本マスメディアの黄昏
●第6章 ネットと市場経済がつくり出す革命の新時代
内容説明
マスコミの幻想に騙されるな!中国通2人の本音で読み解く日本と中国の未来。「対談」と「書き下ろし」でスバッと斬る。
目次
第1章 なぜ、中国経済が衰退するのか
第2章 メディアは事実を正しく伝えているのか
第3章 成長限界点に達した中国経済
第4章 絶体絶命の中国経済と爆発寸前の中国社会
第5章 日本マスメディアの黄昏
第6章 ネットと市場経済がつくり出す革命の新時代
著者等紹介
石平[セキヘイ]
1962年、中国四川省に生まれる。北京大学哲学部を卒業。1988年に来日。神戸大学文化学研究科博士課程修了。2002年に『なぜ中国人は日本人を憎むのか』(PHP研究所)を著して中国における反日感情の高まりについて先見的な警告を発して以来、評論活動に入る。現在は産経新聞本紙にて「石平のChina Watch」隔週コラム連載中
三橋貴明[ミツハシタカアキ]
1994年、東京都立大学経済学部卒業。外資系IT企業をはじめNEC、日本IBMなど計10社に勤務した後、中小企業診断士として独立。現在は経済評論家、作家としても活動している。デビューのきっかけが論壇誌ではなくインターネット掲示板「2ちゃんねる」での発言という、既存の経済評論家とは一線を画すニュータイプの書き手として注目される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヘムレンしば
haruki
おーじゃ