出版社内容情報
日本の伝統をその始まりから伝える「古事記」。この日本最古の古典を芸術的作品にまで高めた鈴木三重吉の名著『古事記物語』を復刊。
8世紀に成立したとされる日本最古の歴史書「古事記」。
▼本書は、日本を代表する児童文学者である著者が、「古事記」を子どもにも分かりやすいように物語風にアレンジした『古事記物語』を、現代かな遣いに改め、旧国名の地図や注釈を付して復刊したものである。
▼教訓めいた物語ばかりであった従来の児童読み物を芸術的にも高めていく気運を作り出し、児童文化運動の父とされる著者によって、端正で力強い言葉で綴られたその文章は、大正時代に児童向けに書かれたものであるにもかかわらず、今でも色あせることなく、大人が読んでも十分に楽しむことが出来る。
▼計19の物語を収録し、日本の神話を手軽に楽しめる、古事記の入門書としても最適な一冊。
【古事記物語 上巻】
●女神の死
●天の岩屋
●八俣の大蛇
●むかでの室、蛇の室
●雉のお使
●笠沙のお宮
●満潮の玉、干潮の玉
●八咫烏
●赤い楯、黒い楯
●唖の皇子 【古事記物語 下巻】
●白い鳥
●朝鮮征伐
●赤い玉
●宇治の渡し
●難波のお宮
●大鈴子鈴
●鹿の群、猪の群
●蜻蛉のお謡
●牛飼馬飼
内容説明
日本人の始まりを伝える神々の物語。日本文学史上に不朽の功績を残した著者により、わかりやすく端正な言葉で綴られた名作がいまここに甦る。
目次
古事記物語上巻(女神の死;天の岩屋;八俣の大蛇;むかでの室、蛇の室;雉のお使;笠沙のお宮;満潮の玉、干潮の玉;八咫烏;赤い楯、黒い楯;唖の皇子)
古事記物語下巻(白い鳥;朝鮮征伐;赤い玉;宇治の渡し;難波のお宮;大鈴小鈴;鹿の群。猪の群;蜻蛉のお謡;牛飼馬飼)
著者等紹介
鈴木三重吉[スズキミエキチ]
明治15(1882)年―昭和10(1936)年。広島県広島市生まれ。第三高等学校を経て東京帝国大学文学部英文科に入学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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